LINE@アカウントの運用を本部から現場へ移管
現在、同社の全国19店舗のLINE@アカウントはWEBコミュニケーション部で管理・運営している。それを今秋からは、運営をそれぞれの店舗に任せていくそうだ。このタイミングで現場へ運営をシフトする理由をたずねたところ、9月に店舗のリニューアルが行われることが大きな要因だという。

「グランバザールは期間が決まっていて、全店舗へ同じ情報を流すことができました。しかし、店舗のリニューアルに関しては、発信したい情報は19店舗すべてばらばらですよね。このような情報に関しては、各店舗それぞれのアカウントから、各地域のお客さまに情報を伝えないと意味がありません。このタイミングで、現場でLINE@を運用して、お客さまとコミュニケーションをとっていくことはベストだと思います」(會田さん)
他のSNSに比べて、LINE@は活用目的が明確
今後の展望をたずねたことろ、「LINE@に関しては、単純に友だちの数を増やし、O2O施策として活用してきたいです」と島袋氏。
「友だち数1万人を超えるお店も何店舗か出てきたので、そのような店舗に関しては月2回ほどのメッセージ配信にしようと思っています。月額5,250円で気軽に行っていたことが、10万円で月2回配信とコスト感も大きく変わるので、メッセージを選りすぐって発信してく必要があります。またこれからはLINE@アカウントの運用を各店担当に任せるので、各店での施策の成果と課題を社内で共有していきたいです」(島袋氏)

「LINE@は、お客さまにとってはメリットの大きいコミュニケーションツールだと思います。LINE@の活用に加えて、それを補完するものとして自社ホームページ、Facebook、Twitterと合わせて活用していきたいですね。
例えば、普段の生活の中で、お客さまはFacebookでパルコにどんなテナントがあるのかを知って、企画やイベントがある時はLINE@から情報が流れてきてクーポンをもらいます。そしてタイムセールの情報はTwitterから流れてきます。他のSNSに比べて、LINE@は目的がすごくわかりやすいですよね。このような情報の流れを明確にして、お客さまがパルコと付き合いやすい環境を一つのゴールとして、実現していきたいです」(會田さん)
LINE@活用術はMarkeZineの連載「あなたのお店を繁盛店に!LINE@活用術」に詳しく解説してあります。ぜひご覧ください!
第1回:LINE@をはじめよう!サービスの理解から戦略立案まで
第2回:LINE@アカウントの友だちを増やそう!お店やWebでの友だち獲得方法
第3回:LINE@で売り上げを伸ばそう! お店にお客さまを呼び寄せるメッセージ配信のポイント
第4回:さらに効果を高めよう!LINE@のデータを分析して運用を改善しよう