SHOEISHA iD

※旧SEメンバーシップ会員の方は、同じ登録情報(メールアドレス&パスワード)でログインいただけます

おすすめのイベント

おすすめの講座

おすすめのウェビナー

マーケティングは“経営ごと” に。業界キーパーソンへの独自取材、注目テーマやトレンドを解説する特集など、オリジナルの最新マーケティング情報を毎月お届け。

『MarkeZine』(雑誌)

第106号(2024年10月号)
特集「令和時代のシニアマーケティング」

MarkeZineプレミアム for チーム/チーム プラス 加入の方は、誌面がウェブでも読めます

「AdGang」が選んだ今週の一押しキャンペーン

マクドナルド シンガポール、NFCを応用して子供の心をがっちり掴むドライビングゲームを開発

 子どもたちを惹きつける仕掛けづくりに定評のあるマクドナルド。今回は、スマートフォンとNFCを使った新たな取り組みを紹介します。海外の広告・宣伝・プロモーション事例情報を提供している「AdGang」からの厳選記事を紹介するこの連載は、毎週水曜日更新です。

キャンペーン概要
  • 時期:2013年
  • 国名:シンガポール
  • 企業/ブランド:McDonald's
  • 業種:飲食店

スマホひとつで、テーブルがサーキットに早変わり

 今回ご紹介するのは、マクドナルドがシンガポールで展開する、子供をターゲットにした新キャンペーン。これまで子供たちの人気を集めてきたのは、ハッピーセットや郊外の店舗でよく見かけるプレイランド。そのほか有名キャラクターのおもちゃをプレゼントするなど、さまざまな工夫を凝らしてきました。

 しかし今回は「Happy Table」と題し、おもちゃの内容ではなく店舗の“テーブル”に特別な仕掛けを施し、子供にとってより楽しい空間を作り出すことに成功しました。店内に入り、テーブルに向かうとそこには「Start Point」と書かれています。そこにスマートフォンをかざすと、なんとスマホが車に、テーブルが道路に変身するのです。

 道路に見立てたテーブルの上で、スマホの車を自由に走らせることができます。

 テーブルの角にくると「こちらに曲がってください」という標識がスマホの画面に表示され、道案内をしてくれます。さらに、マクドナルドのキャラクターが登場するゲームもあり、ますます子供たちを夢中にさせます。

 この新しい試みはNFC(Near Field Communication)という技術によって可能となりました。NFCは数センチ程度の短いエリアを特徴とした通信システムで、スマートフォンなどの端末をNFCチップにかざすだけでデータ通信ができます。

 それを応用して開発されたのがこのゲーム。店内のテーブルの裏にはNFCチップが貼り付けてあり、そのチップ同士が連携し、かざしたスマホと通信することで、ドライビングゲームを楽しめるというわけです。アプリをダウンロードしたり、QRコードを読み取るという面倒な手間が不要な点が大きな特長ですね。

 このサービスは今のところシンガポールの一部の店舗でのみ実施されていますが、今後はアジア全体に順次拡大する予定だといいます。最先端のテクノロジーを用いて“マクドナルドの店舗でしか体験できないゲームを生み出し、楽しい空間を演出する”という企画。

 小さい子供を持つお父さん・お母さんは、「マックに行きたい!」と子供にねだられることがますます多くなってしまいそうですね。『子供が来店したくなる仕掛け』のひとつとして興味深いケースでした。

動画はコチラ

 マクドナルドのユニークな広告/プロモーション事例に関心のある方は、下記もご覧ください。

参考サイト

 先週の紹介キャンペーン

 記事転載元:AdGang

この記事は参考になりましたか?

  • Facebook
  • X
  • Pocket
  • note
関連リンク
「AdGang」が選んだ今週の一押しキャンペーン連載記事一覧

もっと読む

この記事の著者

山田 健介(株式会社PR TIMES)(ヤマダケンスケ (PR TIMES))

著者Twitter
著者Facebook

●About / PR TIMES Inc
・プレスリリース配信サービス「PR TIMES」の運営
・ブログマーケティングサービス「ブログタイムズ」の運営
WEBクリッピングサービスの提供

●About / Vector Group
コアバリューである「モノを広める」スキルを通じて、企業・消費者の皆様をマッチしたサービスを提供しています。

※プロフィールは、執筆時点、または直近の記事の寄稿時点での内容です

この記事は参考になりましたか?

この記事をシェア

MarkeZine(マーケジン)
2013/09/04 08:00 https://markezine.jp/article/detail/18400

Special Contents

PR

Job Board

PR

おすすめ

イベント

新規会員登録無料のご案内

  • ・全ての過去記事が閲覧できます
  • ・会員限定メルマガを受信できます

メールバックナンバー

アクセスランキング

アクセスランキング