SHOEISHA iD

※旧SEメンバーシップ会員の方は、同じ登録情報(メールアドレス&パスワード)でログインいただけます

おすすめのイベント

おすすめの講座

おすすめのウェビナー

マーケティングは“経営ごと” に。業界キーパーソンへの独自取材、注目テーマやトレンドを解説する特集など、オリジナルの最新マーケティング情報を毎月お届け。

『MarkeZine』(雑誌)

第106号(2024年10月号)
特集「令和時代のシニアマーケティング」

MarkeZineプレミアム for チーム/チーム プラス 加入の方は、誌面がウェブでも読めます

動画広告活用最前線(AD)

海外動画広告市場のホットトピックスはライブストリーミング、新旧メディア企業の新ビジネスモデル最新事例紹介

スマートフォン時代の新メディアのビジネスモデル

 また、スマートフォン時代の新たなメディアも台頭しつつある。20億ダウンロードを突破したゲームアプリ「Angry Birds(アングリーバード)」を開発したフィンランドのゲーム会社 Rovio Entertainment(ロビオ エンターテイメント)は、新たなメディアのモデルとして注目されている。

 「Angry Birds」は鳥のキャラクターが主役のゲームだが、同じキャラクターを使ったアニメコンテンツ「Angry Birds Toons(アングリーバードトゥーン)」を始めた。そのアニメをゲーム開始前に流したところ、ローンチから約2か月で1億5,000万ビューを達成し、現在では10億ビューを突破したという。

 「現在、Angry Birdsキャラクターのライセンスフィーが同社の大きな収入となっています。Tシャツなどのグッズが子どもに人気で、21世紀のディズニーとも言われています。モバイル端末で視聴したコンテンツは、アップルTVにもシェアでき、お茶の間でも楽しむことができます」

視聴者とメディアが築くWin-Winの関係

 伝統的なメディア企業から、新時代のメディア企業まで、そのビジネスモデルを動画配信技術によって支援するブライトコーブ。そんな同社は11月27日に、誰でも簡単にライブストリーミングができる「Liveモジュール」のベータ版を日本でも発表したばかりだ。

 「通常、現場で撮影した映像をライブ配信するためには、各デバイス用にエンコーディングが必要です。これまで、時間もお金もかかっていた大変な作業を簡素化しました。またイベント等をライブ配信したあとは、その動画をオンデマンドに切り替えて配信することもでき、様々なニーズに対応できます」

 海外で自国のコンテンツを閲覧するニーズやeラーニングなど、映像配信の活用はこれからも様々な領域へ広がっていくだろう。いつでもどこでも、どんなデバイスからでもユーザーがコンテンツを楽しめる環境を整えることは、メディア企業にとっては収入を増やすことにつながるだろう。今日、メディア業界は環境の変化にともない、ビジネスモデルの変革を迫られている。動画広告配信技術の進化と活用は明るい未来を描く一つの手立てになりそうだ。

この記事は参考になりましたか?

  • Facebook
  • X
  • Pocket
  • note
関連リンク
動画広告活用最前線連載記事一覧

もっと読む

この記事の著者

齋藤 麻紀子(サイトウ マキコ)

フリーランスライター・エディター

74年生まれ、福岡県出身、早稲田大学第二文学部演劇専修卒業。 コンサルティング会社にて企業再建に従事したのち、独立。ビジネス誌や週刊誌等を通じて、新たなビジネストレンドや働き方を発信すると同時に、企業の情報発信支援等も行う。震災後は東北で起こるイノベーションにも注目、取...

※プロフィールは、執筆時点、または直近の記事の寄稿時点での内容です

【AD】本記事の内容は記事掲載開始時点のものです 企画・制作 株式会社翔泳社

この記事は参考になりましたか?

この記事をシェア

MarkeZine(マーケジン)
2013/11/28 11:00 https://markezine.jp/article/detail/18804

Special Contents

PR

Job Board

PR

おすすめ

イベント

新規会員登録無料のご案内

  • ・全ての過去記事が閲覧できます
  • ・会員限定メルマガを受信できます

メールバックナンバー

アクセスランキング

アクセスランキング