ネットを使ったブランディングを実現したい
塚本:ネットを基点にして生活者と双方向型でブランドを作り、成長させていく。そんなプランニングをさらに深化させていくために、オプトの次はインテグレートに参画しました。インテグレートにジョインして、戦略PRとデジタルを融合させたプランニングメソッドを確立することは、その後の自分のゴールにきっと役に立つはずだと考えました。そして現在は、KDDIで内部や外部のさまざまなデータを融合させながら、生活者と強い絆を作っていくためのコミュニケーションについて日々考えています。
菅原:広告枠を買っていればマーケティングがうまくいく時代は終わり、そこが今の広告業界が向き合っている課題です。塚本さんはデジタル時代の広告・マーケティング業界を切り開いていくために必要なさまざまなスキルを1つひとつ得るようにキャリアを積まれています。
塚本さんのキャリアの変遷は、広告・マーケティングに携わる人にとって、大事なポイントが数多く含まれています。どういうキャリアを歩むと、どんな仕事が経験できるのか、このポイントはとても大事です。
今日、どんな判断をしたかが大きく問われています。どういうポジションに行きたいのか、それが明確であるほど、望んだ人がそのポジションを手にするチャンスがあります。デジタル時代の広告・マーケティング領域を新たに切り開いていく人材になるために、本書をキャリアを築いていく手引きにしていただければと思います。
※本記事は書籍『ザ・アドテクノロジー』の特別取材記事のカットアップ版です。本書には、塚本氏がどのタイミングで、どのような判断に基づいてキャリアを積み重ねてきたのか、詳しく記載しています。マーケター・広告人の方のキャリアパスの参考にしていただければと思います。本日2月13日(木)から書店さんに本書が並びますので、見かけた際にパラパラとお手にとっていただければ幸いです!
『ザ・アドテクノロジー~データマーケティングの基礎からアトリビューションの概念まで』

[目次]
1. 広告革命
2. ネット広告概論
3. アドテクノロジー
4. データドリブン
5. アトリビューション
6. 賢人に聞く
●横山隆治氏「広告人は変われるか」
●塚本陽一氏「デジタルの知見を武器に、自らのスキルを変革せよ」
COLUMN:テレビCMに検索キーワードが入るまで
付録:著者陣によるブックガイド、用語集
DSP、RTB、SSP、DMP、第三者配信、カオスマップの読み方、データフィード、商品リスト広告(PLA)、アトリビューションまで、各キーワードと概念を包括的に理解するために役立つ1冊です。加えて、デジタル時代のマーケター・広告人のキャリア構築を指南する特別取材記事を収録し、著者陣によるブックガイドや用語集、COLUMNも盛り込まれています。予約・購入はこちら!(本書の発売は2014年2月13日です)→Amazon.co.jp/SEshop