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MarkeZine Day 2025 Retail

大事なことは4つのみ! 数値を見てサイトを改善する方法

登録したユーザーを逃さないために見るべき指標(後編)
「定着」編

7日定着期間の訪問・起動日数を確認する

 今回の「定着」という概念においては、「一定期間において訪問・起動したUU」というポイントがあります。あるユニークユーザーが一定期間に一回起動しても1定着、5回起動しても1定着という扱いとなるので、まずは7日定着数の内訳を探ります。

※画像をクリックすると、拡大表示します。

 各サービスの7日定着率の差は11ポイントでしたが、起動日数が1日の人、2日の人の人数をそれぞれ数えていきます。「マーケジンクロニクル」は7日定着の期間で1回しか起動していないユーザーが圧倒的に多かった。「マーケジンドラゴン」も登録翌日から7日間の間で1回しか起動していないユーザーは多いのですが、毎日使っているユーザーも多かった。ユーザーの起動日数が多い=熱中度とするならば、断然「マーケジンドラゴン」の方が熱中度の高いサービスといえるでしょう。

 「マーケジンクロニクル」のような状況の場合、私は「翌月のリピート」「ヘビーユーザー化」という比較的大きな目標よりも、翌日継続率(前回参照)や7日間定着率、起動回数という足元の数字を改善していったほうがよいでしょう。そこで、これ以降は「マーケジンドラゴン」について言及していきます。

※図表中の構成比累計については、過去連載「どの商品カテゴリを上位に表示すれば売上が上がるのか?ABC分析で、PV・回遊の向上につなげよう」を参照してください。

7日定着数と14日定着数の比較

 では、「マーケジンドラゴン」の7日定着期間の訪問・起動回数と14日定着期間の訪問・起動回数を比べてみます。

※画像をクリックすると、拡大表示します。

 7日定着期間と14日定着期間の訪問・利用回数を比べると構成に大きな変化はありませんが、期間が経つにつれ、棒グラフが伸びなくなっているのがわかります。7日定着期間にいないユーザーも14日定着期間に訪問・起動すれば、数としては入ってきますので、厳密な意味での離脱とは異なりますが、この減少分を大まかな離脱数と設定し、いかにこの面積の減少を抑えるかがアナリストとしてのお仕事となります。

次のページ
14日定着数を増やすアプローチ

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この記事の著者

田宮 直人(タミヤ ナオト)

システムエンジニアとして、大手新聞社のサイトを複数立ち上げ、その後起業を経験。2011年にサイバーエージェントにエンジニアとして入社し、在籍中にアナリストに転身。その後、フリーランスとして、DMM、レバレジーズの解析周りのコンサル、構築、アナリストとして活動中。

Twitter

https://twitter.com/tamiyana

※プロフィールは、執筆時点、または直近の記事の寄稿時点での内容です

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MarkeZine(マーケジン)
2013/12/12 11:00 https://markezine.jp/article/detail/18955

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