試合が気になって仕事が手につかない! サッカーに人生を捧げるブラジル人のために、新興ビールブランドが行なった法的手続きとは? 海外の広告・宣伝・プロモーション事例情報を提供している「AdGang」からの厳選記事を紹介するこの連載は、毎週水曜日更新です。
- 時期:2014年
- 国名:ブラジル
- 企業/ブランド:Foca
- 業種:アルコール飲料
信教の自由があるなら、サッカー観戦だって…
ブラジルの新興ビールメーカーFocaは、市場参入にあたって「宗教」と「サッカー」に目を付けた斬新な施策を実施し、ワールドカップ開催直前のブラジルで大きな話題を呼んでいます。
サッカー王国ブラジルには、当然のことながら多くのサッカーファンがいます。ワールドカップはもちろんのこと、ひいきのチームの試合ともなれば勤務中でも試合結果が気になり、地下駐車場や仕事のパソコンでこっそり観戦しているファンもいるそうです。
そんなブラジルでは法律で信仰の自由が守られており、勤務中であっても宗教上必要な活動であれば、席を外して宗教活動を営む権利が与えられているといいます。
では、“もしもサッカーが宗教だったら”、試合観戦はサッカー教の“宗教活動”となり、勤務中であっても、堂々と席を外して試合観戦ができるのではという仮説を立てたFocaビールは、一人の弁護士を雇い、なんとサッカーを宗教として認可すべく法的手続きを行ったのです。
この弁護士によると、新しい宗教法人設立に必要だったのは、たったの550ドル。見事サッカーは新宗教として法的に制定されました。
Focaビールは、サッカー教の公式サイト(futebolreligiao.com)を開設し、多くのサッカーファンに入信を呼びかけました。
信者になると“宗教活動”(=試合観戦)の権利を取得できます。
公式サイトに観戦希望の試合を記入すると、サッカー教本部から各ファンの職場の責任者宛に「宗教活動のため、勤務中席を外します」との内容のメールが送信され、合法的に堂々と試合観戦に行けるようになるのです。
試合観戦のお供は、もちろんサッカー教の公式ドリンクであるFocaビールです。
ワールドカップ開幕を控えて、新参ブランドでありながら多くのサッカーファンの注目を集め、“聖なるドリンク”という栄えある地位を獲得することに成功した、発想が斜め上からのプロモーションでした。
動画はコチラ
参考サイト
先週の紹介キャンペーン
記事転載元:AdGang
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