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MarkeZine Day(マーケジンデイ)は、マーケティング専門メディア「MarkeZine」が主催するイベントです。 「マーケティングの今を網羅する」をコンセプトに、拡張・複雑化している広告・マーケティング領域の最新情報を効率的にキャッチできる場所として企画・運営しています。

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MarkeZine Day 2025 Retail

愛されWebサービスをつくろう

100万DLの愛されアプリ「earth photo&diary」担当者に聞く!成功の秘訣は「ユーザーに楽しんでもらおう」という気持ち

想定外の使われかたで爆発的なヒットに! 企業はポジティブにとれるか

イセ:プロモーションはどうされましたか?

中村:自社のソーシャルメディアで告知するくらいで、何もしなかったんです。NAVERまとめもありましたけど、人が人を呼ぶというか。やっぱり、Twitterで拡散されたのが一番大きいと思います。

イセ:そこの設計、絶対詳しい人やってるなっていう感じを受けたんです、最低限必要なハッシュタグが入ってるとか、URLが多すぎず少なすぎずとか。ただ、LINEのシェアボタンを入れてもよかったかもしれませんね。すみません、上から目線ですけど。

 ちなみに、NAVERまとめはおもしろくなっちゃってましたけど、あれは狙ってましたか?

中村: いえ、全然。リリースしてすぐまとめていただいて。ここまで……っていうのはあったんですが、おもしろく使っていただいてありがたいなと。

イセ:ポジティブに捉えたんですね。企業さんの姿勢だと思うんですけど、「けしからん、やめろ」みたいなケースあるんですよ。なので、それを受け入れられるっていうのはすごい大事だなと思います。

100万ダウンロードアプリを広告換算してみると……

イセ:100万ダウンロードを広告効果に換算すると、すごくコスパがいいんですよね。たとえば1,000万円かけて作ったとしても、1人10円で取れてるわけですから。10円でスマホの画面にアイコンが置かれるというのは、大きいですよね。 手ごたえはありますか?

中村:やっぱり、普段のお客様ではない方たちも、『earth』を知ってくださっているということですね。ブランド認知ももちろんですが、実際のコミュニケーションツールとして使われているというのは、すごいですよね。

イセ:他の媒体だと、なかなかできないですよね。御社の中で、「アプリがこうなったら成功」というのは立てていましたか?

中村:実は、3万ダウンロードぐらいいけばいいかなという目標値だったんですが、あっという間にクリアしてしまいましたので……。未知数すぎてわからなかったんですよね。課金でもなければ、ここからいくら売り上げたというものでもないですし。

イセ:カメラアプリって、インストール数は結構出ますし、ユーザーも1回は投稿してくれるんですね。ただ、そのあとに使わなくなるケースがけっこう多くて。デフォルトのカメラもあるし、LINEcameraやインスタグラムもありますから。そんな中で、毎日投稿している人たちだけにプッシュ通知するとか、そういった施策も打てます。僕が中の人なら、Google Analytics入れてそういう分析をするかな。

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この記事の著者

イセ オサム(イセ オサム)

1983年生まれ。スマホメディア・アプリのプロデューサー。株式会社ハロ取締役COO / 株式会社オモロキ取締役CSO。

慶應義塾大学経済学部卒業後、日本テレビ放送網に就職、ズームインスーパーの制作に関わる。その後、株式会社オプトにてモバイルのメディアプランニングを統括、新規事業プランコンテスト最優秀賞受...

※プロフィールは、執筆時点、または直近の記事の寄稿時点での内容です

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MarkeZine(マーケジン)
2014/07/01 08:00 https://markezine.jp/article/detail/20314

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