想定外の使われかたで爆発的なヒットに! 企業はポジティブにとれるか
イセ:プロモーションはどうされましたか?
中村:自社のソーシャルメディアで告知するくらいで、何もしなかったんです。NAVERまとめもありましたけど、人が人を呼ぶというか。やっぱり、Twitterで拡散されたのが一番大きいと思います。
イセ:そこの設計、絶対詳しい人やってるなっていう感じを受けたんです、最低限必要なハッシュタグが入ってるとか、URLが多すぎず少なすぎずとか。ただ、LINEのシェアボタンを入れてもよかったかもしれませんね。すみません、上から目線ですけど。
ちなみに、NAVERまとめはおもしろくなっちゃってましたけど、あれは狙ってましたか?
中村: いえ、全然。リリースしてすぐまとめていただいて。ここまで……っていうのはあったんですが、おもしろく使っていただいてありがたいなと。
イセ:ポジティブに捉えたんですね。企業さんの姿勢だと思うんですけど、「けしからん、やめろ」みたいなケースあるんですよ。なので、それを受け入れられるっていうのはすごい大事だなと思います。
100万ダウンロードアプリを広告換算してみると……
イセ:100万ダウンロードを広告効果に換算すると、すごくコスパがいいんですよね。たとえば1,000万円かけて作ったとしても、1人10円で取れてるわけですから。10円でスマホの画面にアイコンが置かれるというのは、大きいですよね。 手ごたえはありますか?
中村:やっぱり、普段のお客様ではない方たちも、『earth』を知ってくださっているということですね。ブランド認知ももちろんですが、実際のコミュニケーションツールとして使われているというのは、すごいですよね。
イセ:他の媒体だと、なかなかできないですよね。御社の中で、「アプリがこうなったら成功」というのは立てていましたか?

中村:実は、3万ダウンロードぐらいいけばいいかなという目標値だったんですが、あっという間にクリアしてしまいましたので……。未知数すぎてわからなかったんですよね。課金でもなければ、ここからいくら売り上げたというものでもないですし。
イセ:カメラアプリって、インストール数は結構出ますし、ユーザーも1回は投稿してくれるんですね。ただ、そのあとに使わなくなるケースがけっこう多くて。デフォルトのカメラもあるし、LINEcameraやインスタグラムもありますから。そんな中で、毎日投稿している人たちだけにプッシュ通知するとか、そういった施策も打てます。僕が中の人なら、Google Analytics入れてそういう分析をするかな。