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イベントレポート

「ヨルパネ!」に見るヤフーの挑戦、「夜のクリエイティブアワード」を開催する理由とは?


 7月13日から、Yahoo! Japanのトップ画面にある広告枠「ブランドパネル」を舞台にした、夜のクリエイティブアワード・ヨルパネ!が開催されます。なぜ、ヤフーはこのような取り組みを行うのでしょうか? 7月3日に開催された「ヨルパネ!MEET UP」では、ヤフーの挑戦が語られました。

そもそも、「ヨルパネ!」とは?

 「Yahoo! JAPAN インターネット クリエイティブアワード」の特別企画として行われるのが、「夜のインターネットクリエイティブアワード・ヨルパネ!」です。Yahoo! JAPANのトップページ広告枠である、ブランドパネル(以下、ブラパネ)を25~26時限定で解放。広告クリエイティブを掲載するというもの。従来、Yahoo! JAPANのブランドパネルには、安全性を確保するために様々なレギュレーションが存在します。その枠を極力取り払って、クリエイターに提供するというものです。

 応募作品の掲載自体は11月末を予定されていますが、7月13日~8月末日には参考クリエイティブ作品が「ヨルパネ!」に先行掲載される予定です。

詳しくは画像をクリック

今のヤフーはもったいない

 本記事では、「メディア論:日本最大のアグリゲーターであるYahoo! JAPAN がクリエイティブコンテンツを発信する意味とは」と題したトークセッションの内容をご紹介します。『WIRED』編集長の若林恵氏をモデレーターに、ヤフーの友澤大輔氏、ヨルパネ!に企画協力もしているバスキュールの朴正義氏、クリエイターのエージェンシーである、コルクの佐渡島庸平氏が登壇しました。

左から『WIRED』日本版編集長 若林恵氏
ヤフー株式会社マーケティングソリューションカンパニー マーケティングイノベーション室本部長友澤大輔氏
株式会社バスキュール 代表取締役朴正義氏、株式会社コルク 代表取締役社長佐渡島庸平氏
左から『WIRED』日本版編集長 若林恵氏、ヤフー株式会社マーケティングソリューションカンパニー マーケティングイノベーション室本部長友澤大輔氏、株式会社バスキュール 代表取締役朴正義氏、株式会社コルク 代表取締役社長佐渡島庸平氏

若林:今回は「ヨルパネ!」を行う理由や、ヤフーはメディアとして何を表現したいのか、ヤフーは今後どのような形で何を提供できるのか、という話をできればと思います。ところで、ブラパネはかなり高価だと聞いていますが、広告は埋まるものですか?

友澤:高いものだと家が買えるくらいですが、ニーズはきちんとありますね。

若林:枠が埋まっているなら、ヨルパネ!をしなくてもいいんじゃないかとも思うのですが、いかがでしょう?

友澤:私自身も、広告主としてヤフーに出稿していました。その時に、自分がやりたいことを、レギュレーションなどの関係で実現できなかった経験があります。ブラパネって実は、非常に良い表現の場だと思うんです。でも、現状を変えないと何もできない。インターネットは自由なはずなのに、制限されている感が拭えないんですね。だから、解放したいと考えていました。仰るとおり、今でも普通に運営はできますが、このままでは先に進めないと思います。それなら、少しやんちゃなことをしたい、と。

若林:なるほど。コンテンツを作りたいとのことですが、ヤフーは情報の集合体という性格が強いと思います。自らコンテンツを作るということに、何か可能性を感じているのでしょうか?

友澤:Yahoo!Japanのトップ画面って、割とゴチャついている印象があると思います。そのなかで、ブラパネはとても目に付く場所。そこには、バナー広告以外にもいろいろな可能性があると思います。だから、そこをコンテンツ化したいと考えています。でも、コンテンツが何なのかは、自分でもわかっていないんです。なので、クリエイターに遊んでもらって、次にすることをみんなで決めていければと考えています。

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MarkeZine編集部(マーケジンヘンシュウブ)

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MarkeZine(マーケジン)
2014/07/09 11:32 https://markezine.jp/article/detail/20434

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