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自社ECサイトの商品を検索結果1ページ目に表示させる、新たなSEO対策


 検索エンジンの変化により、これまでのSEO対策が通用しにくくなっています。連載第1回では、その変化と新たな対策についてお届けします。

 ECサイトを運営するにあたり、検索エンジンから集客することは非常に重要です。 運営するサイトを上位に表示するため、SEO対策を実施している読者の方も多いのではないでしょうか。

 しかし、検索エンジンのアルゴリズムは年々進化し、従来のSEO対策では上位表示させることも難しくなってきています。

 そこで今回は、検索エンジンの歴史を振り返りながら、2014年はどのように検索エンジンと向き合っていけばいいのかを考えていきたいと思います。

日本の検索エンジンの歴史を振り返る

 検索エンジンの歴史を大きく下記3つに分類し、それぞれの時代別に、検索エンジンの状況とユーザーの使いかた、そして行われてきた対策について簡単に紹介します。

  1. ディレクトリ型検索エンジン(~1999年)
  2. クローラー型検索エンジン(2000年~2012年)
  3. ユニバーサル検索(2012年~)

1.ディレクトリ型:サイトそのものを登録、上位表示を狙う

 1996年、Yahoo!JAPANが日本で検索サービスを開始しました。この頃は「ディレクトリ型」の検索エンジンの時代です。

 ディレクトリ型の検索エンジンでは、検索エンジンへのサイト登録を人力で行い、検索エンジン側でサイトのチェック、適切なカテゴリ(エンターテイメント、ビジネス・経済など)にサイトを登録する、という作業が行われていました。そのため、検索結果にヒットする情報も現在と比べると少なく、ユーザーは限られた情報の中から必要なサイトへアクセスしていました。

 この時代の検索エンジンマーケティングは、「運営サイトを検索エンジンに登録してもらう」「TOPページを上位表示させる」ことでした。

2.クローラー型:多くのページを登録、ページ単位で上位表示を狙う

 2000年、Googleが日本語での検索サービスを開始します。以降、クローラー型の検索エンジンが徐々に主流になっていきます。

 クローラー型では、クローラーというプログラムが各サイトを巡回し、サイトの情報や各ページの情報をどんどん蓄積・登録していきました。ディレクトリ型のような手動ではなく自動でサイトの情報を収集することで、検索エンジン側に蓄積されるサイト・ページの量も膨大になっていきます。

 クローラー型が主流になり、かつ、クローラーの情報収集速度・精度もどんどん向上することで、検索結果にはサイトトップページだけではなく、ページ単位でも表示されるようになりました。

 この時代の検索エンジンマーケティングは、「できるだけ多くのページを検索エンジンに登録させる」「ページ単位で上位表示させる(ロングテールSEO)」でした。

3.ユニバーサル検索:検索結果にさまざまな情報が表示→比較してからサイトへ

 2012年頃からユニバーサル検索が導入されていきます。ユニバーサル検索では、検索結果ページにサイトやページの情報だけではなく、画像・動画・地図・商品情報などの情報も表示されるようになりました。

 たとえば、「ライダーズジャケット レディース」とYahoo!で検索すると、通常の検索結果以外にも、ZOZOTOWN・Yahoo!ショッピング・coneco.net(価格比較サイト)など、画像や商品名・価格など、さまざまなサイトの商品情報が検索結果に表示されます。

Yahoo!での検索結果の一部

 検索結果に画像や価格など、より具体的な情報が表示されるため、ユーザーはサイトを訪れる前に、検索結果ページである程度比較・判断した上で商品ページに訪れます

 そのため、ユニバーサル検索の時代においては、検索結果ページにただ上位表示させるだけでは不十分であり、クローラー型時代の検索エンジンマーケティングの手法が限界を迎えつつあります。(続きはECzineで

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この記事の著者

株式会社フィードフォース プロデューサー 澤井 和弘(サワイ カズヒロ)

2001年から2011年まで、求人メディア運営会社にて、営業・営業企画・Webマーケティングを担当。2012年に株式会社フィードフォースに入社。現在は、商品データ最適化サービス「DF PLUS」やオウンドメディアのソーシャル化支援サービス「ソーシャルPLUS」のマーケティングを担当。

※プロフィールは、執筆時点、または直近の記事の寄稿時点での内容です

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MarkeZine(マーケジン)
2014/10/29 11:22 https://markezine.jp/article/detail/21188

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