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検索は「コンバージョンへの王道」、ゴルフダイジェスト・オンラインの「検索・インフラ改革」のすべて

2014/12/10 13:00

ゴルフというスポーツに貢献していきたい

― 「ゴルフダイジェスト」という歴史のある名前を掲げ、これまで実績を積み重ねてきたなかで、GDOというブランドについてはどのようにお考えでしょうか。

加藤 われわれには「ゴルフで世界をつなぐ」というキャッチフレーズがあります。ゴルフ専門の企業として、他社にはできないことをやっていく。ゴルファーのための会社で、自分たちもゴルフが好き。そういう部分をサービスに乗せて表現したいと考えています。そうした価値観がブランドとしての差別化につながってるといいなと思っています。

― 今年の5月には、ゴルフ場の送客人数が過去最高を記録しました。

加藤 ゴルフ場予約には100人弱の人間が関わっています。その数字を作るためには、UIの改善だけでなく、対ゴルフ場の営業を担っている人間の努力も大きいのです。我々のビジネスにとって、ゴルフ場から、どれだけ枠を出していただけるかは非常に重要です。商品がなければ売れないですから。

― ゴルフ場との信頼関係というのも大きいですね。

加藤 そこは担当者が一生懸命がんばってるところで、週3日はゴルフ場を何コースか回っています。非常にフェイス・トゥ・フェイスな、ある意味ちょっとウェットな世界、人間関係が大事な世界なのです。

われわれとしては、ゴルフ自体にも貢献をしていきたいという気持ちがあります。ゴルフ場が適正な利益を取れるようにする。われわれのようなサービスが料金のたたき合いをして、料金が下がっていかないよう、ゴルフ場の価値をしっかり伝えていく。ただ値下げするのではなく、特色を出したプランを出して集客をしましょうといった工夫をしています。

― 有名な名門コースがある一方で、さまざまな特色あるコースが全国にある。多様なコースを検索対象として選べるという前提があっての検索サービスだということですね。

加藤 もともとゴルフ場予約ビジネス自体は、非常に参入障壁が高いビジネス。その先駆者としてゴルフ場との関係をいち早く築き、全国1900コースと提携をしたことがビジネスモデルとしては成功要因だと思います。

一部の名門コースはわれわれと提携しておりません。本当にメンバーしかプレーできないようなゴルフ場というのはわれわれと提携する意味がないからです。ですから、2400コースのうち1900コース、残り500コースというのは、そういうメンバーシップの強いコースが残っています。逆に言えば、それ以外のところとはほぼ提携させていただいてるということですね。

小金井カントリー倶楽部も超名門コースですが、そういうところでも1日限りのイベントではありますが、プレー枠をいただいて「GDO OPEN CLASS」というイベントを開催しています。そういうことができるのも、われわれが長くゴルフの業界の中でやってきたことの意味なのかなと思いますね。

ゴルフ場に新しい集客手段を提供する

― 2013年6月には事前決済型の予約サービスを始めて、非常に好調だということなのですが。

加藤 ゴルフ場は天候などに左右されやすいこともあって、確実な収益を得るのがなかなか難しい状況です。ゴルフ場で空いている枠があり、料金を下げてもプレーしてもらいたいという場合に、こういったサービスを提供することで、プレーヤーとゴルフ場のニーズがマッチする。その代わりに事前に決済していただくということですね。クーポンサービスやフラッシュマーケティングのゴルフ版というイメージで考えたサービスですが、ゴルフ場に新しい集客手段を提供したいというところからスタートしています。

― これからチャレンジしようと、アイデアを温めているものはありますか?

加藤 検索まわりでいきますと、検索結果のパーソナライズや、よりお客さまが便利だと感じる検索結果の出し方に取り組みたいと思っています。降水確率や予想気温などの天気予報の情報を検索軸に加えるとか。今年のテーマであるインフラの変更が終わって運用も落ち着いてきているので、これからまた来年に向けて、新しいことにチャレンジしていきたいなとい考えているところです。

― 検索の重要性とともに、ゴルフというスポーツの世界の一端を知ることができました。ありがとうございました。

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