CA Technologiesは「Software: the New Battleground for Brand Loyalty(ソフトウェア: ブランド・ロイヤルティの新たな戦場)」と題し、モバイルおよびデスクトップのアプリケーションがブランド・ロイヤルティにとって新たな戦場となっていることを明らかにした調査レポートを発表した。
同社は調査で明らかになった「ユーザー体験に最も大きな影響を与えるもの」として、以下の3点を示した。
素早い読み込み
世界の消費者の68%がアプリケーションの読み込み時間の遅さが原因でそのブランドから離れるが、読み込み時間が6秒以内ならば許容できると回答。さらにその中の半数以上の回答者が3秒以内の読み込み時間を希望している。一方、日本では、アプリケーションの読み込み時間の遅さからブランドを離れると回答したのは2.7%で、不満を感じるもののブランドからは離れないと回答した割合は61%となった。
これにより、日本の消費者は世界と比べてブランドに不満を感じても留まる割合が高いと考えられる。また、アプリケーションの読み込み時間については、6秒以内を希望する回答者が57%となった。
シンプルな機能
アプリケーションの利用や購入を決定する最大の要因として、世界、日本共に、70%以上の消費者が「ほとんど問題なくタスクを実行できること」、そして約80%が「使いやすい機能を持っていること」を挙げている。
セキュリティの保証
適正レベル以下の体験をした世界の消費者のうち10%は、セキュリティに問題があればそのブランドを二度と訪れないと回答。一方、日本では、適正または、それ以下を体験した消費者のうち、15.4%がセキュリティに問題があればそのブランドの製品を二度と利用しないか、一時的に使用しないと回答している。これにより、世界と比べて、セキュリティに対して厳しい見方をしていることが分かった。
【調査概要】
ZogbyはTechnologies からの依頼を受け、18ヵ国における消費者 6,770 名と企業の意思決定者 809 名を対象にオンライン調査を実施。日本においては282名の消費者と52名の企業の意思決定権者が回答している。すべての消費者への質問は2014年9月9日~10月4日の間に完了し、すべての企業の意思決定者への質問は2014年9月18日~10月8日の間に完了した。
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