App Annie(アップアニー)は、iOSとAndroidアプリの利用状況を分析した「2015年第1四半期アプリ利用状況レポート」を発表した。同レポートから、モバイルの主要市場(米国、日本、韓国、イギリス、ドイツ等)におけるユーザーの行動(アプリの利用率、接触時間、接触頻度等)やアプリ利用状況が明らかになった。
ユーザーがよく使っているアプリのジャンルは?日本ではLINEがトップに
日本を含むモバイル5大市場(米国、日本・韓国・イギリス・ドイツ)のすべてで、「通信」および「ソーシャルネットワーク」カテゴリーのアプリはAndroidスマートフォンセッション数の40%を占めた。米国のソーシャルネットワークカテゴリへの傾倒に比べ、日本は、メッセージングアプリがより利用される傾向があり、月間アクティブユーザー数によるiOSトップアプリではLINEが1位を獲得した。
日本のユーザーあたりのゲームプレイセッション時間は、米国の約4倍に
モバイルゲームのプレイ時間が長い市場は、日本と韓国が他の3市場(米・英・独)を圧倒していた。日本は米国に比べゲームアプリのAndroidスマートフォンユーザーが利用した平均月間ゲームセッション数は、米国の約3倍、利用時間は約4倍であった。iOS App StoreとGoogle Playにおける収益の90%以上がゲームアプリから来ており、タブレットがゲームセッション時間でスマートフォンを25%上回っていることもわかった。
データ使用料が最も多いカテゴリは「メディア&動画」/YouTubeは5大市場全てで首位に
韓国と日本が、2015年第1四半期のモバイル(および全体の)データ使用量で首位に立った。日本では、Andoroidスマートフォン上におけるユーザーあたりのモバイルデータ使用量が米国よりも約35%多くなっていた。データ使用量が最も多かったカテゴリは「メディア&動画」で、なかでもYouTubeは今回調査した5大市場すべてで首位であった。
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