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アクセス解析エキスパート直伝!デジタルフォレストのPVアップ講座

データは見るだけじゃ意味がない!アクセス解析を生かす6つの活用パターン(後編)


パターン4のポイント

検索ワードの分析

 検索エンジンに入力する検索ワードはユーザー自身が入力するため、ユーザーの興味関心を知ることができる、と一般的に言われます。しかし検索ワードは、多くの場合は社名や「転職」「賃貸」「自動車保険」といったみなさんの会社のビジネスそのものが上位を占め、有用な情報を得られない場合が少なくありません。転職支援を行っている会社に転職したい人が訪問するのは当たり前なのですから。

 とはいえ、検索ワードはユーザーの興味関心を表すことには間違いありません。興味関心を知るためには、みなさんのサイトへの訪問のきっかけとなったワードの上位ではなく、50位以下のワードやサイト内検索のワードを分析してみてください。みなさんも知らない、隠れたニーズを拾うことができる場合が多くあります。

閲覧コンテンツの分析

 みなさんのサイトには様々なコンテンツがあると思いますが、コンテンツ別の閲覧状況の分析は、ユーザーの興味関心に関する有用な情報を提供してくれます。この情報に基づき、拡充するコンテンツを決めたり、トップページからの遷移を容易にしたり、キャンペーンのクリエイティブに反映することにより、より効果的に施策を実行することができます。

 前回の記事でアクセス解析とネットアンケート結果の連動に触れましたが、例えばサイト訪問回数や訪問理由と閲覧コンテンツのクロス分析、満足度合いや興味喚起度合いと閲覧コンテンツのクロス分析などは、ユーザーの興味関心やコンテンツ別の貢献度を知る上で、きわめて有用な情報を提供してくれます。

ランディングページからの遷移先の分析

 ランディングページというと、直帰率を下げるLPOに注目が集まりがちですが、ユーザーの興味関心を知る上では、ランディングページからどのページに遷移したかを把握することが重要です。サイト訪問者はせっかちで、自分が欲しい情報求めて直線的な行動をすることはご存知のとおり。この特性を逆手に取ることにより、ユーザーが何を欲しがっているか知ることができます。さらに新規・リピーター別に分析することにより、より詳細に知ることができるでしょう。

次のページ
パターン5 Webマーケティング計画立案のためのアクセス解析

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この記事の著者

清水 昌浩(シミズ マサヒロ)

株式会社Ginzamarkets カントリーマネージャー(日本)

※プロフィールは、執筆時点、または直近の記事の寄稿時点での内容です

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MarkeZine(マーケジン)
2007/12/07 12:20 https://markezine.jp/article/detail/2258

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