師匠みずから制作の過程をご紹介
――アイス顔の作り方を教えていただけますか。
カップアイスだったら、はじめにスプーンで顔の形を整えて、まずは鼻を作ります。その後つまようじで鼻の穴をあけて、口をあけて、目を作ります。一番重要なのは鼻の穴ですね。これがあるとすごく人っぽくみえるので。






――アイス顔を作っているときの鈴木さんは、顔つきが変わって職人みたいですね。
溶けちゃうので、集中して5分くらいで作りますからね。周りからは師匠って呼ばれてます(笑)。

――カップアイスだけでなく、バータイプのものや、ソフトクリームにも顔を描いてしまうのがすごいですよね。
アイスの形は変わっても、作る手順は同じなので難しくないんですけど、「食べたい!」っていう気持ちと戦うのが大変です(笑)。顔ができあがってから食べるのがきまりなので。
――ははは。本当にアイスが好きなんですね。普段からアイスはよく食べますか?
ほぼ毎日食べてます。新商品を見つけちゃうと、食べたくなっちゃうんですよね。この間取材で一気に4個食べたときは、さすがにおなかが痛くなりましたけど(笑)。
――ネットでアイス顔を発表しようと思ったのはなぜですか?
mixi(会員制コミュニティサイト)の日記で書くことがなくて、アイス顔の写真をのせてたら、知らない人からも「すごい!これアイスなんですか!」みたいなコメントをもらって、それでハマっちゃいました。
それから自分でmixiのコミュニティを立ち上げて、みんなにアイス顔の作品を投稿してもらったり、携帯サイトやブログも始めました。
――ネットでアイス顔の人気に火がついたきっかけは何だったのですか?
mixiなどでちらほら反響はあったんですけど、認知度が一気に上がったのは、NHKのTV番組でアイス顔が紹介されてからです。最初mixiのメッセージで出演依頼がきて嘘だと思ったんですけど(笑)。それからmixiのコミュニティや、ブログを見てくれる人が増えました。
――今の時代TVへの出演依頼もmixiを使ってくるのですね。アイス顔が盛り上がっていくのをみて、どう思いましたか?
色んな人にアイス顔を作ってほしいので、認知度があがっていくのが嬉しいですね。最初はほそぼそと1人でやっていたので、仲間ができて嬉しいです。
――アイス顔がウケた理由は何だと思いますか?
やろうと思ったらすぐできるところだと思います。100円くらいあればできちゃうので。あとは2、3回作れば誰でも上手くなるところだと思います。
