目標は新規事業開発 イベントを通じてパートナーを模索
── なるほど。
ミッションの2つ目は、イベントなどで情報発信をしながら、様々なクリエイターやスタートアップと知り合い、一緒に新しいビジネスを作ることです。
興味領域は、テクノロジーとエンターテインメントが生み出す領域に絞っています。私たちの生活がテクノロジーで進化したり、ワクワクしたりしたらいいな、と。常に、イベントなどで出会った方々と、何かできることはないかと考えています。その意味では、企業の垣根を越えてオープンイノベーションを進めたいと考えています。
── 番組を作りながらイベントをされるって……大変じゃないですか?
大変です! 番組がスタートしたのが昨年10月で、12月に「イベントをやりたい」と考え、3月にSENSORS IGNITION 2015というイベントを実施しました。実質の準備期間は1か月ほどしかなかったと思います。会場どうするの、とか、毎日バタバタしていました。
でも、やって良かったです。メディアで見たこととイベントに参加して感じたことでは、後者の方が自分の言葉で語ってもらえますし、マインドシェアに入ることができます。私たちが発信している内容を、広く、熱量をもって拡散していただくために、イベントはとても有効だと思います。もちろん、クリエイターの方にとっても発表の場になるので、皆にメリットがあると感じています。

── Webサイトを中心に、テレビ番組とイベントで情報発信をする。テレビ局の取組としては異例です。
日本テレビでもはじめての取組です。現在はWebチームを強化しており、ますますWebを拡充していきたいと考えています。
もちろん、情報はメディア特性に合わせて発信していきます。例えば、次世代のクリエーターを育成する「BAPA」を取材した際は、ここのドキュメンタリーはテレビカメラで追っています。文字よりも映像向きなものはテレビで、その背景など詳細はテキストを用いてWebで伝えています。
── テレビ番組の位置づけを、どうお考えですか。
このような取組をして思いましたが、やはり依然として強いパワーを持っていることは確かです。土曜深夜の放送ですが、リーチできる視聴者の数がWebに比べると圧倒的に多い。イベントができるのも、テレビ番組があるからこそ、だと思います。
── 今後の目標もお聞かせください。
ファンの方と接することができるリアルイベントは、継続してやりたいです!
── ありがとうございました!