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スマホアプリ23カテゴリーを利用される曜日×時間帯で8つに分類、ユーザーの利用動向を調べてみた

8つのタイプ別にみるユーザ動向

 モザイク状の HEATMAPを眺めていると、多くのアプリカテゴリーに共通して見られる傾向があることに気づきます。

基本パターン(使えるときはいつでも型)

(クリックで拡大できます)

 上の画像を見てみると、「通信」「ツール」「カスタマイズ」「メディア&動画」「ソーシャルネットワーク」「写真」「コミック」「ゲーム-パズル」「ゲーム-カジュアル」の9つのカテゴリーには、平日のおよそ9時~12時の間、13時~17時がぽっかりと白くなっている(=利用度が低下している)傾向が見られます。見方を変えると、次のようにいえます。

  •   平日は朝7時頃、昼12-13時頃、夕方17時頃~深夜までの利用が活発
  •   休日は比較的時間に関係なく利用が活発

 つまり、平日の就業時間や就学時間と思われる時間帯以外は比較的活発に利用されています。これはスマートフォン自体がアクティブに使われる時間帯を表しているように思われます。「暇があればいつも使われている」可能性が高いアプリと考えられそうです。

 一方で、上記の基本パターンとは明らかに傾向が異なるヒートマップをいくつか確認することができました。

平日朝型

 「天気」「健康&フィットネス」は、平日の朝6時~7時といった比較的早い時間に利用が集中しています。後者は、女性のカラダのリズム管理アプリや、体重管理アプリ、歩数計などが含まれています。いずれも「朝の習慣」として利用されていると推測できます。

平日昼型

 「ファイナンス」は、休日の利用度が極端に低くなっています。平日は12時~13時が突出して高くなっています。他のカテゴリーと比べて特殊な傾向です。

平日朝型&全日夜型

 朝や昼といった一種の時間帯だけでなく、二種類の時間帯で利用が活発なアプリのカテゴリもありました。それが、この「ライフスタイル」と「仕事効率化」です。全体的な濃淡に若干違いがありますが、どちらも平日の朝と、曜日に関係なく夜に利用が活発なようです。

休日型

 もちろん、平日よりも休日に活発に利用されているアプリもあります。「交通」「旅行&地域」のカテゴリーです。どちらも「お出かけ」の際に利用されていると考えられます。行動支援型のカテゴリーであることが改めて確認できますね。

 ですが、両者を詳細に見ていくと、若干の違いがあります。「交通」は平日朝の利用度も高いのです。乗り換え案内アプリをイメージすると納得がいきます。家を出る前に、訪問先へのアクセス方法を調べる人も多いのではないでしょうか? また、金曜の夜17時頃からの利用度が高くなっている点も興味深いところです。

 一方「旅行&地域」は、土日とも朝から夕方にかけて利用度が高くなっています。「交通」と同様、金曜夜から利用度は高まる傾向にありますが、平日の朝はそれほどアクティブでないのが「交通」カテゴリーとの違いです。

全日昼型

 「ニュース&雑誌」「エンターテインメント」は、比較的分散していますが、平日・休日に関わらず12時~13時にくっきりとした濃いラインが見られる点が特徴的です。昼休みの「ひまつぶし」や「情報収集」に利用する人が多いのでしょうか。

全日夜型

 「ショッピング」は、平日休日問わず20時以降の利用が活発です。なかで日曜夜が最も活発というところも興味深いですね。

分散型

 最後がこちら。分散型です。「音楽&オーディオ」「ビジネス」「教育」「書籍&文献」が当てはまるのですが、あまりはっきりした傾向が見られません。個人個人で利用するタイミングに差があるのでしょうか。

アプリからは人々の生活行動が見える

 以上、23のカテゴリーを曜日×時間帯別のヒートマップから分類してみました。数字のない画像データをもとに、「似た者同士をまとめる」作業を半ば主観的にしてみたわけですが、それぞれに分類されたカテゴリーを確認するとある程度納得感があり、利用シーンをイメージすることができるのではないでしょうか? それだけスマートフォンのアプリが、人々の生活行動に密着している証拠かもしれません。

 今回は、アプリのカテゴリーを軸に主な利用タイミングで分類してみました。他にも、生活者の属性別に24時間の利用アプリジャンルを見てみると、コンタクトポイントとしてのスマートフォン活用のヒントが、より詳細に見えてくるかもしれませんね。

 出典元:D2Cスマイル

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D2Cスマイル編集部(ディーツーシー スマイル ヘンシュウブ)

 株式会社D2Cが運営する、デジタルマーケティングの総合オピニオンサイトです。D2Cの多岐に渡る事業担当者の知見を元に情報発信を行っています。D2Cスマイルはこちら

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2015/12/01 08:00 https://markezine.jp/article/detail/23475

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