携帯電話の機能や携帯を取り巻く環境・市場は、ここ数年劇的に拡大している。そうした状況を踏まえて、株式会社エンターモーションの取締役副社長 佐竹義智氏は、携帯電話をターゲットにしたさまざまなオープンサイトの試みについて紹介した(この記事はmobidec2007のセッションレポート記事です)。
急速に発展を続けるモバイルインターネットのオープンサイトと周辺環境
現在、携帯電話のトラフィック構造の大きな変化によって、オープンサイトのビジネス展開が活性化してきている。過去5年間の市場の伸びを見ても、数量・質の両面で飛躍的な拡がりが見られる。こうした活性化の背景にある要因として、佐竹氏は、「携帯電話の高速化」、「定額制サービスの普及」、「携帯電話事業者による検索エンジンの導入」、「携帯電話の高機能化による、アクセス方法の簡素化」、「広告モデルの成立」、「広告主の意識の変化」、「ユーザーの多様化」の7点を挙げた。
「携帯電話そのものの機能の向上に加え、定額制によるコスト負担の軽減や検索機能の普及でコンテンツへのアクセスが容易になるといったユーザー側の環境改善、さらに、広告における収益構造の確立といった事業者側のメリット、これらの相乗効果の上に、現在のオープンサイトの活況が成立している」とのこと。
とりわけ貢献しているのは定額制の普及で、auに至ってはユーザーの77%が定額制を利用している。一方端末の進歩もめざましく、NTTドコモの端末で比較した場合、この5年間でWebアクセスの情報量は4倍、メールで送れる情報量は20倍になった。
こうした「お金をかけずに大量のアクセスが可能」になったこと、加えて携帯電話に検索エンジンが導入されたため、従来の公式サイト中心からより自由なオープンサイトの検索利用へと自由度が高まったことが、現在の活況に結びついている、と佐竹氏は述べる。NTTドコモの調査では、2003~2006年の間に一般サイトのトラフィック量は公式サイトの約3倍に達しているそうだ。
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Office Louge 工藤淳(オフィスローグ クドウアツシ)
IT系出版社勤務を経て独立、現在フリーランス。もともと文系出身なので、「非技術者が読んで意味がわかるか?」を考えながら書くのが得意。とはいうものの、楽器から建築、自動車まで何でも注文があれば書いてきたのが、気がついたらIT専門のような顔をして仕事をしているというのはナイショ。
※プロフィールは、執筆時点、または直近の記事の寄稿時点での内容です
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