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第106号(2024年10月号)
特集「令和時代のシニアマーケティング」

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Tumblr+カゴ落ちしない決済画面で作るストレスゼロの次世代ECサイト

 GMOペパボのECサイト運営サービス「カラーミーショップ」は10周年を迎えた2015年より決済画面を一新するプロジェクトをスタート。今回はTumblrを使った独自のサイト構築で注目を浴びる「暮らしかた冒険家」のウェブディベロッパー・池田秀紀さんを交えて、決済画面を中心としたこれからのECサイトのありかたについて語っていただきました。

 池田さんは、未来をつくる物事のブランディングやウェブサイトの制作を展開している夫婦会社「暮らしかた冒険家」の一員として、これまでにTumblrとカラーミーショップを組み合わせたデザイン性の高いECサイトの構築をしてきました。

 そんな池田さんにカラーミーショプのリニューアル中の決済画面に触れていただきながら、新しい決済画面がもたらす具体的なメリットやこれからのECサイトについて、語っていただきます。

Tumblr+カートJSで挑戦する、新しいECサイト制作のかたち

安宅(GMOペパボ) 池田さんは、カラーミーショップを使って、ネットショップの制作代行をされているとお聞きしましたが、どんなサイトを作られていますか。

池田(暮らしかた冒険家) 最近だと、3つのネットショップの制作をしています。ひとつは、長野でパンと日用品を販売している「わざわざ」さんです。店主のFacebookやInstagramでの歯に衣着せぬ投稿も人気で、全国にファンがいるお店なんですよ。

http://waza2.com/

安宅(GMOペパボ) デザインがすごくかっこいいですね。

池田(暮らしかた冒険家) ありがとうございます。もうひとつは、家づくりもしている福島で三代続く家具屋の「ラビーダ」さんです。いずれはオンラインで家具を売りたいということで、コーポレートサイトのリニューアルを請け負ったんですが、その際に、まずは足がかりとして、店頭在庫管理のためにカラーミーを組み込みました。

http://lavida.co.jp/

最後のひとつは、「ONIBUS COFFEE」というコーヒーショップなんですけど、奥沢で4年、つい最近は中目黒にも出店しました。落ち着いたらオンラインでも売りたいという話になりまして。

山林(GMOペパボ) 知ってます!! 最近すごく話題になっているお店ですよね。

池田(暮らしかた冒険家) はい。いわゆるサードウェーブ系の牽引役のような存在です。

安宅(GMOペパボ) すごく素敵なサイトばかりですが、どうやって作っているのですか。

池田(暮らしかた冒険家) 「ラビーダ」さんは、CMSを入れるほどの時間がなかったので、静的サイトジェネレーターを使いました。「わざわざ」さんは、もともと読み物中心で運営していたTumblrと、ネットショップをシームレスに統合しました。「ONIBUS COFFEE」さんの場合は、TumblrにカートJS機能を組みこんでつくっています。

★カートJSとは
カラーミーショップの「カートに入れる」ボタンを、ブログやWordPressなどで書いた記事の中に組み込むことができる機能。カラーミーショップのユーザーは、作成されたJSコードをコピー&ペーストするだけで無料で利用することができる。別名「どこでもカラーミー」。

安宅(GMOペパボ) 「ONIBUS COFFEE」さんは、カートに入れた後の決済部分だけ、カラーミーショップをご利用いただいているということですね。

「ONIBUS COFFEE」さんのサイト 現在開発中

山林(GMOペパボ) Tumblrとカラーミーショップを合わせて使うという事例は、これまであまり聞いたことがないのですが、どうしてその方法をとったんですか?

池田(暮らしかた冒険家) ぶっちゃけると、本気でカスタマイズしようとすると、カラーミーのテンプレートの編集画面が使いづらいこともあり……。

もっとスマートにできる仕組みはないかなと考えた結果、いっそカラーミーショップは、決済機能だけ使って、それ以外は全部Tumblrで構築すれば、開発コストを抑えながら、自由度もデザイン性も高いショップが作れそうだと。小規模ショップならばそれができそうだと思いついたんです。

安宅(GMOペパボ) おもしろいですね! 最近WordPressを使う事例は多いのですが、あえてTumblrにされたのはなぜですか?

池田(暮らしかた冒険家) 確かにWordPressでもいいのですが、ダッシュボードのインターフェースで挫折してしまう人も多くて。

山林(GMOペパボ) たしかにTumblrのインターフェイスは、初心者の方にも優しいですよね。

池田(暮らしかた冒険家) そうなんです。それに、WordPressだとできることが無限にあるので、あれもこれもとオーバースペックな仕様になりがちなんです。Tumblrならば「Tumblrなので、ここまでしかできません」と言えるので、仕様を決めやすいんです。

山林(GMOペパボ) やれることが限られているからいいんですね。ひとつ気になるのは、Tumblrって、時々表示されなくなったりしませんか? 私が個人的に使っていてそういうことがあって……。

池田(暮らしかた冒険家) 不安定だという印象はそこまでないのですが、以前そういうことが一度だけあって、焦ってお問い合わせをして復旧してもらったことがありました。

山林(GMOペパボ) それでも便利だから使ってしまいますよね。ショップ運営をされる方が、それらの良し悪しを理解したうえで、それでもTumblrで運営しようと判断されるなら、そちらで制作するのもありですね。

池田(暮らしかた冒険家) そうですね。でも、カラーミーショップさんとしては、ぶっちゃけ公式のデザイン編集画面を使ってもらいたいんじゃないですか?

安宅(GMOペパボ) いえいえ、そんなことありません。カラーミーショップは、どんなサービスとも連携できる環境を作ることが重要だと考えているのです。TumblrでもWordPressでも、そのほかのCMSでも、お客様が使いたいものを使っていただければいいと思っています。

池田(暮らしかた冒険家) なるほど、怒られるかなと思って心配してました(笑)【記事の続きはECzineで】

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この記事の著者

MarkeZine編集部(マーケジンヘンシュウブ)

デジタルを中心とした広告/マーケティングの最新動向を発信する専門メディアの編集部です。

※プロフィールは、執筆時点、または直近の記事の寄稿時点での内容です

【AD】本記事の内容は記事掲載開始時点のものです 企画・制作 株式会社翔泳社

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MarkeZine(マーケジン)
2016/03/24 10:00 https://markezine.jp/article/detail/24128