事前準備(1) 自サイト・競合サイトのSEO傾向リサーチ
まず、自サイトの現在の順位が上記のSEOの傾向のどれによるものか、大まかには把握しておくべきだろう。激戦区のキーワードでは(b-2)のウェートが高いだろうし、楽勝区では(a)が多く見られるはずだ。
(a)のどの種類のものがどれだけか、また(b-1)、(b-2)それぞれ、どの種類がどれだけあるのか、知っておく必要がある。例えば(a)ではタイトルとメタタグ紹介文、h1とh2にキーワードを記述しているが、強調タグは使っていないなどなど。(b-1)ではメニューとパンくずリストでトップページにリンクしており、(b-2)では相互リンク100ほど、一括登録5000ほど、という具合に現状認識しておくということである。
日ごろは順位チェッカーなどのツールを利用しているのだろうが、週に何回かは検索サイトに行って目視しておくべきである。1ページ目、2ページ目あたりの競合の顔ぶれを暗記するくらいが望ましい。と同時に、競合のSEOの傾向も把握しておくこと、自サイトと同傾向の競合は押さえておくことだ。
事前準備(2) SEO傾向ごとにアンテナを複数用意
いろいろなSEO傾向のサイトを複数用意することがベストである。しかし、アンテナのためだけにサイトをいくつも今から立ち上げることは生産的ではないので、自サイトの中から1つ、複数のSEO傾向それぞれのページを用意し、毎日のように順位チェックする習慣を身に付けるべきだろう。
例えば(a)でも、タイトルだけにキーワードを書いているページ、h1だけ、h2だけ、h3だけ、強調タグだけ、本文だけ、というように細かく用意しておくのである。この場合は、当然レアなキーワードが望ましい。順位チェックも数十番台であれば非現実的なので、1ページ目、2ページ目に出てくるものをリサーチ対象にするべきだ。
(b-1)や(b-2)も、それぞれ個別のSEOを実施したページを用意しておく。