順調に成長する動画リワード広告
続いて、アドプラットフォーム事業本部maio事業部メディアグループマネージャー 早瀬優希氏から、動画リワード広告の状況が報告された。
「アプリデベロッパーの皆様にヒアリングしたところ、うまくいっているアプリでは、1つのアプリで月間200〜300万円以上の広告売上があり、うち40〜50%ほどが動画リワード広告によるという声を聞きました」(早瀬氏)
動画リワード広告をうまく活用しているアプリの例として早瀬氏が紹介したのが「私のヒモ男」と「大根にしがみつく女子高生」だ。前者はのゲームでは、お世話ポイントを貯めてヒモ男をお世話しながら関係を深めていくもの。ヒモ男の機嫌が良くなるとお世話ポイントが貯まりやすくなるが、そのために必要なヒモ男との会話には3回という制限がかかっている。しかし、残り0回になると「動画広告を一緒に見てほしい」と甘えてくるという。
「ユーザーにとって絶妙なタイミングで動画リワード広告が出てきます。これが結果につながっている」と早瀬氏。実際に、動画リワード広告の売上は全体の約40%、maio eCPMは月平均5,600円となっているのだという。
競合の中で「maio」が選ばれる理由とは?
同社が2015年9月に提供を開始した動画リワードアドネットワーク「maio」は、アプリ登録数・広告主ともに右肩上がりで成長している。競合プレイヤーは海外勢も多く参入するなか「maio」が選ばれているのはなぜか?
早瀬氏は「収益形態」と「フィルレート」の2つのポイントにおける優位性を挙げた。海外企業の収益形態は多くの場合、インストールボタンをタップし、インストールされたときに収益が発生するため、深いポイントで収益が発生する仕組みになっている。一方、「maio」ではCPCVを採用しているため、動画広告の視聴完了のタイミングで広告主の課金が発生し、メディアに収益が発生する仕組みになっている。安定的に高い収益が出せるというメディアに寄り添った設定となっている特徴がある。
次にフィルレートについて。動画リワード広告はフィルレートが低くなりがちだと言われるが、その理由は、各ADNWで設定される「フリークエンシー」と「リーセンシー」の2つの制限に引っかかってしまうからだと早瀬氏は語る。しかし「maio」はこの制限が広告主によって適正にコントロールされているため、他社のアドネットワークと比較してみると再生数に2倍以上の差が出たというのだ。
ここでのポイントは他のアドネットワークより前にmaioを入れて、最初に再生させることだと早瀬氏は強調する。「まだmaioを使ったことがないという方は、視聴完了という早い段階で収益が発生し、再生数も多く出るmaioをぜひ入れてみてください」と早瀬氏は語り、プレゼンを終えた。
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