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その場でアクションしてもらうためにはどうすればいい? ディスプレイ広告で『効く』コピー8つの型

2016/08/18 08:00

初心者でも使える基本の型6つ

 コピーの型は分類の方法次第で、いくらでも多くすることができます。しかしディスプレイ広告の運用者が常に覚えておける範囲にするため、本記事では思い切って8つの型に分類しています。引き続き青汁の商材を例にしながら、まずは初心者向けの型を6つ紹介します。なお、GDNやYDNのタイトル文字数制限に則って、基本的に例文コピーは15文字以内に収めています。

1リアルイメージ型

 広告表示の際には別のことをしていたとはいえ、広告の商材に対してはニーズが顕在している層に向けて配信する際に有用な型です。5W1Hを使って、商品を手に入れた後のイメージをリアルに表現することで「今、行動しよう」と思わせます。できる限り具体的な数値を入れることで、よりリアルにイメージさせることができます。

 例文コピー:

 1日100円で健康生活

 自宅で明日から100g分の野菜

 後出しですが、この青汁が1ヶ月分入って3,000円の商品で、一回で野菜100g分の栄養素を摂取できるものだとしましょう。3,000円だとちょっと高いように感じたとしても、1日100円だと手が届きそうだと思いませんか? これは日々の消費(例えば缶ジュース1本100円)に置き換えて考えることができるからです。また、「自宅で明日から」といったwhereとwhenの組み合わせ、「100g」といったwhatを具体的な量で提示することも、リアルにイメージさせるために有効なテクニックです。

発想のヒント

 3日以内にユーザーはどんな状態になれるだろうか

 どのようなベネフィットをどれくらい受けることができるか

 1日あたり、1秒あたり等の数値に変換するとどうか

2緊急型

 こちらも顕在層向けの型です。リアルイメージ型との違いは、具体的な期限を伝え「急いで今、行動する理由」を作ってあげる点です。

 例文コピー

 青汁モニター急募

●日まで青汁50%OFFセール

 期限の提示の仕方も様々ありますが、できれば「●月●日まで」「あと●日」といった具体的な期限を提示した方が良いでしょう。「あと●日」の設定はGDNの場合、広告カスタマイザの機能を使って自動化することも可能です。

発想のヒント

 いつから募集開始したか、それはいつ終わるか

 通常時と比べてどのくらいお得なのか

 なぜ急いでいるのか

3ターゲット絞込型

 こちらはニーズが顕在化していない潜在層を狙える型です。潜在層からのアクションを得るためには「自分のことだ」と思ってもらう必要があります。そこで、ターゲット絞込型ではデモグラフィックデータ(以下、デモグラ)等から対象を絞り込んで訴求します。広げすぎず、狭めすぎない絞り込みが重要です。(30代以上は広い、等)

 例文コピー

 50代で野菜不足を実感する方へ

 糖尿病予備群以外お断り

 「野菜不足を実感する方」だけであれば、世の中の多くの人が当てはまってしまい「自分のことだ」と思ってもらえる確率が下がります。これに「50代で」を付け加えることで、広すぎず、狭すぎない絞り込みが可能です。また、絞り込みの表現として「方へ」だけではなく、「限定」や「以外お断り」という表現の仕方もあります。

発想のヒント

 自社の商品やサービスのメインターゲット層のデモグラは

 ベネフィットを得られるはずなのに、顧客になっていないターゲット層のデモグラは

 所得やライフスタイル、趣味嗜好など、デモグラ以外でターゲットを絞ることはできないか

4共感型

 宣伝色の強いコピーを無意識に読み飛ばしている人は当然存在します(この記事を読んでいるかたのなかにもいらっしゃるのでは?)。そういった人たちに反応してもらうために使用するのが共感型です。ユーザー目線での体験談や共感されそうな悩みをそのままコピーにしてしまいます。

 例文コピー

 青汁はじめてほんとに良かった

 まさか青汁でスッキリするとは

 あれ、青汁なのにゴクゴク飲める

 「ほんとに」「すごい」「まさか」といった主観的な表現を多く使うことで、ユーザーの体験談風のコピーにすることができます。ただそれだと上辺だけの表現になってしまいがちです。口コミを読み込んでユーザーの気持ちになることも重要ですが、実際に商品を試してみて「使った瞬間の気持ち」や「使って数日・数ヶ月経った後の感想」をコピーにすることで、より共感を得やすい強力なコピーになります。

発想のヒント

 商品やサービスの口コミを徹底的に読む

 ユーザーの「リアルな喜びの感想」を想像する

 実際に商品やサービスを使用して感じることを言葉にする

5比較型

 別のモノと比較した時の「差」を説明する型です。基本的には同一カテゴリの類似商品と比較しますが、得られる効果が類似する別のカテゴリの商品やサービスと比較する時もあります(ダイエットサプリの場合、毎日の激しい運動と比較するなど)。比較対象が有名なものであればあるほど、ユーザーはイメージしやすくなります。得られる効果・使った時の感覚・価格など、その商品の強みになる要素を「差」として説明すると、より強力なコピーになります。

 例文コピー

 野菜ジュースより栄養豊富

 スムージーよりスッキリできる?

 野菜ジュースを飲んだことがある、もしくは飲んでいる方は多いと思います。その野菜ジュースとの比較で表現すれば、野菜ジュースという「基準」から想像することができるため、理解が早くなります。またスムージーなどの今話題になっている商品を「基準」にした方が理解しやすいユーザーもいるでしょう。ターゲットとなるユーザーが考える時間を減らせるような比較対象を見つけることがポイントです。

発想のヒント

 代替できる商品やサービスを3つ挙げる

 その中でも特に有名(知名度がある・市場が大きい)なモノ・コトと比較できないか考える

 今流行っているモノ・コトと比較することはできないか考える

6変化型

 比較型は「別のモノ」と比較した時の差を説明する型でした。変化型は商品やサービスを使ったユーザーの過去と未来の「差」を説明する型になります。薬事法の関連でビフォーアフターの表現が難しくなってきていますが、うまくイメージさせることができれば非常に強力なコピーになります。

 例文コピー

 毎朝ポッコリから毎朝スッキリに

 3ヶ月後の健康診断が楽しみに

 具体的な数値の変化を提示できないときは、「ポッコリ」や「スッキリ」などの効果音をうまく使ってユーザーに想像させるようなコピーにします。また、物理的な変化だけではなく、「●●が楽しみになる」といった心理的な変化も有効です。

発想のヒント

 商品やサービスを3ヶ月使うとどのような変化が期待できるか

 ユーザーの感情・体質・スキルなどがどう変化する可能性があるか


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