楽天と、日本IBMは、カスタマーサポートへの自動応答機能を備えたチャットボットの円滑な導入を目的とした楽天社内向けシステム「楽天AIプラットフォーム」を構築した。
同プラットフォームは、IBM Watson(ワトソン)が提供する自然言語処理、会話制御などのAPIと、楽天のAI関連技術、カスタマー対応に関するデータベースを活用している。
このプラットフォームを、楽天グループの各サービスが提供するWeb上のお問い合わせチャットやスマートフォンアプリと連携させることで、チャットボットの円滑な導入が可能となる。これにより楽天は、各サービスへのチャットボット導入作業期間の短縮、カスタマーサポートの品質や利便性向上を見込んでいる。
また、両社は、楽天AIプラットフォームの開発にあたり、仮想組織であるセンター・オブ・コンピテンシー(Center of Competency)を2017年より共同で設置。両社からの専任の担当者が、AIプラットフォームに関わる技術の開発・導入を進めており、今後は楽天の社内向け教育やトレーニングも実施する予定。
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