TCAのデータによると、1月の純増数は、ソフトバンクが200,700件でトップに立ち、auが116,600件で2位(KDDIはツーカーが-33,900件と減少しているため、合計では82,700件)、2007年12月には盛り返していたNTTドコモの純増数は19,800件で、32,600件のイー・モバイルに抜かれてしまった。
純増数で苦戦が続いていたNTTドコモは、11月に発表した905iシリーズが予想を上回る好調ぶりで12月は2007年で2番目に多い121,500件を記録していた。しかし、イー・アクセスの100%出資で2005年に設立され、TBS、ゴールドマン・サックス、吉本興業、三井物産、テマセクなどから出資を受け、着実に事業を拡張しているイー・モバイルが、ついに純増数でNTTドコモを上回った。
圧倒的なシェアとユーザーからの信頼度は変わらない中、迷走を続けるNTTドコモ。Googleとの提携によってこれから展開されるサービスやiPhone争奪戦など、NTTドコモの巻き返しはこれから本格化しそうだ。
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