外資系広告代理店のI&S BBDOは7月20日、ホテル椿山荘東京にて創立70周年感謝の集いを開催した。はじめに同社の代表取締役社長兼CEOの加藤和豊氏が挨拶を行い、今回の集いのコンセプトである「結」について語った。
「70年間成長し続けることができたのは、クライアントおよびメディアの皆様との絆・結びつきがあったからこそで、これからも皆さんとその思いを共有したく、今回のコンセプトにしました。今後も皆様のコミュニケーションが実を結ぶよう、BBDOのワールドソリューションによって、人・モノ・コトをつなぐ質の高いクリエイティブを提供し、斬新なマーケティング活動を支援していきます」(加藤氏)
また、70周年イベントということもあり、同社が傘下に入っているネットワークBBDO Worldwideの社長兼CEOのアンドリュー・ロバートソン氏も登壇。同氏によれば、BBDO WorldwideにとってI&S BBDOは欠かせない存在だという。
「我々はグローバル企業を傘下に入れるというよりは、各国に根差した素晴らしい代理店をネットワークに組み入れることで、強化を図っています。というのも、ローカルの優秀な人材がいて、その国のインサイトに対する深い理解があり、クライアントに対して良い仕事ができる代理店こそ、クライアントとBBDOにとって最大の価値をもたらすと考えているからです。その中で、世界の最も重要な市場である日本にて、I&S BBDOは素晴らしい模範を示してくれました」(アンドリュー氏)
また、参加しているクライアントやメディアの関係者を代表して、花王の代表取締役社長執行役員の澤田道隆氏、読売新聞グループ本社の代表取締会長である白石興二郎氏が祝辞を述べた。
「花王グループの成長は、I&S BBDOの支援なしでは成し得なかったといっても過言ではありません。今回のコンセプトである『結』という漢字を頭に入れながら、これからも一緒にマーケティング活動を通じて社会の発展に寄与できればと思っています」(澤田氏)
「I&S BBDOは、第一広告社からBBDOの傘下に入るまでに、幾度と社名を変更してきました。その姿はまるでブリやマグロのような成長するに従って名前を変える出世魚、つまりは出世企業。加藤社長の手腕には心から敬意を表します」(白石氏)
その他、イベント内では鏡開きも行われるなど、70周年を華やかに祝うものとなった。
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