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気になるサービスを5分で理解!ネット&モバイルビジネスウォッチ

【5分で理解】行動ターゲティングの上を行くfacebookのソーシャルターゲティング広告


迂闊に○ロビデオも買えません…

 この手法は、今後も様々な企業で駆使され、広告を見る側にとっては「非常に便利」なものとして使われていくことは間違いありませんが、先述の通りfacebookで新たな広告手法が導入されました。

 どのようなものなのかというと、facebookのSNS(Social NetWorking Service:日本だと、皆さんもご存じのmixiが有名)内で繋がっている友人が、facebook内でリコメンドされた商品を購入すると、その情報がつながりのある友人に公開されるというものです。

facebookの新たな広告手法

 仕組みは、上図の通りですが、この手法を使うと「あ、あいつこんなの買ったんだ!俺も買おうかな?!」となる可能性が非常に高くなるわけで、行動ターゲティング広告の更に上を行く手法として注目を浴びています。ちなみに、当該広告手法については、まだ名称がついていないようですが、個人的には「SNS内の繋がっている人の購買行動を追跡して広告にしてしまう」ということから「ST(Social targeting)広告」と心の中で勝手に名付けてしまっています。

 ところで、このST広告…いいのかわるいのか、SNS内で繋がっている人であれば自分の購買行動が丸わかりになってしまいます。もし、AVなんぞを買おうものなら、友人のマイページ(SNS内の自分専用の管理ページ)に「○○さんが『アダルトビデオ名」』を購入したようです」…なんて出てしまうこともあり、恥ずかしいことこの上ありません。

 つまり、これらが意味することは、個人的な趣味・嗜好を公に晒す(あくまでSNS内ですが…)ことにもなるということです。海外ユーザーの間でも、当該広告手法については賛否両論がありますが、このまま成長を続けて、1広告手法としての地位を得ることができるのか目が離せませんね。もしかすると、日本最大のSNS「mixi」でも導入される日も近いかもしれません。

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この記事の著者

池永 尚史(イケナガ ヒサシ)

 

1979年生まれ。CGMブログ・メディアを展開するベンチャー企業、インターネットサービス系企業を経て独立。2010年3月より株式会社ノイズ代表取締役。

 

■ 著書
・ 稼ぐアフィリエイターはブログが違う!(技術評論社刊)
・  ドロップシッピングス...

※プロフィールは、執筆時点、または直近の記事の寄稿時点での内容です

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2008/04/23 20:05 https://markezine.jp/article/detail/2707

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