紙広告(ポスター・看板)の効果
駅メディアの閲覧率は他の媒体と比較しても高く、その中でも「駅内の紙の広告(ポスター・看板)」の閲覧率はトップだ。大半が意識的に見られているわけではないという点には留意が必要だが、その接触率の高さから「駅内の紙の広告(ポスター・看板)」には商品やサービスの認知率を高める効果があると思われる。また、駅メディアに限った話ではないが、「駅内の紙の広告(ポスター・看板)」を“バズ”らせることができた場合には、出稿したエリア以外の生活者に対してもコミュニケーションを行ったことに近い効果を得られるのではないか。その際、交通広告との親和性が高く、SNSの利用率も高い(総務省が発表しているSNS利用率データより)10代〜20代向けの広告が望ましいと思われる。ただし、10代〜20代向けの「駅内の紙の広告(ポスター・看板)」を出稿した場合でも、無意識に近い状態で見られている広告をSNSに投稿させるには、“気を引くこと”が必要で、その要素の一つとして考えられるのは、拡散されていた広告の特徴の一つである、“広告のおもしろさ”だと言えるだろう。
・一都三県15~59歳の男女1,000人を、性別×年代(10代~20代、30代、40代、50代)の人口構成比に合わせて回収。
・本文の数値は四捨五入した整数で表記。
・百分率表示は四捨五入の丸め計算を行っており、合計が100%とならない場合がある。
▼調査レポート
『駅の広告はどのくらい見られているの?駅メディアに関する調査』(HoNote)