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MarkeZine Day(マーケジンデイ)は、マーケティング専門メディア「MarkeZine」が主催するイベントです。 「マーケティングの今を網羅する」をコンセプトに、拡張・複雑化している広告・マーケティング領域の最新情報を効率的にキャッチできる場所として企画・運営しています。

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定期誌『MarkeZine』特集

よなよなエールが熱狂的ファンを増やし続けるワケ

2020年に実現目指す全国ドームツアー

――千人規模の大イベントである「超宴」を今年、2回開催した理由は?

 私たちは、お客様との密接なコミュニケーションを通じて「クラフトビールの楽しさ」を感じていただく活動に積極的に取り組んでいます。そして「全国にもっとクラフトビールの楽しさを伝えたい」という思いから、「2020年にドームツアーをやりたい!」という壮大な夢(目標)があります。そこから逆算すると、今年くらいには5,000人規模の企画を経験しておかないと、2020年に3万人とかはできないなと(笑)。

――その実行力がすごいですね。4,000人となると、ファンが周囲の人を呼ぶだけでは届かないというか、普通にビールのイベントに行ってみようという感覚の人も多かったのでは?

 確かに神宮は来場者の85%が「超宴」に初参加の方でしたが、お客様アンケートを読み込んでみると、超宴の認知経路は「口コミ」か「自社メディア」が圧倒的に多く、ファンのお客様が中心となり、ご友人と一緒に来場されたり、イベント開催を紹介していただいているのだと捉えています。「よなよなエール」の世界に一歩踏み込む、きっかけの役割になっている可能性があるなと。本当に万単位になるのも夢ではないと思っています。

 単に話題のイベントにということだと、飲んで酔って楽しかったねで終わってしまうのかもしれません。楽しさやお祭り感は大事ですが、それだけでは全然だめで、イベントを通して製品のファンから会社のファンになってもらい、ロイヤルティが上がっていかなければ意味がありません。イベントの企画を考える段階から意識していますし、それを起点にイベント内の企画やスタッフのマインドがどうあるべきかを考え、事後アンケートでしっかり取っています。

 満足度やNPS(推奨意向)、それからライクなのかラブなのかといった熱狂度など、指標はいろいろありますね。それで1回ごとにフィードバックしていくのは欠かせませんね。

――マーケティング活動の一環としてリアルイベントに注力する企業も増えています。マーケティングの観点でイベントを行っていく上での留意点とは?

 そうですね、企画単体や1年などの短期間で収支を見ないほうがいい、ということは言えると思います。リアルイベントはブランドを愛してもらうための中長期的な活動なので、前述のような指標はしっかり見ながら、腰を据えて取り組むのが大事じゃないかと思います。

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根っこにはチームで取り組む文化がある

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この記事の著者

市川 明徳(編集部)(イチカワ アキノリ)

MarkeZine編集部 副編集長
大学卒業後、編集プロダクションに入社。漫画を活用した広告・書籍のクリエイティブ統括、シナリオライティングにあたり、漫画技術書のベスト&ロングセラーを多数手がける。2015年、翔泳社に入社。MarkeZine編集部に所属。漫画記事や独自取材記事など幅広いアウトプットを行っている。
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※プロフィールは、執筆時点、または直近の記事の寄稿時点での内容です

高島 知子(タカシマ トモコ)

 フリー編集者・ライター。主にビジネス系で活動(仕事をWEBにまとめています、詳細はこちらから)。関心領域は企業のコミュニケーション活動、個人の働き方など。

※プロフィールは、執筆時点、または直近の記事の寄稿時点での内容です

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MarkeZine(マーケジン)
2021/02/25 18:00 https://markezine.jp/article/detail/27637

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