コンテンツマーケ強化に必要なソリューションとは?
SEOを意識したコンテンツの制作には、ユーザーの検索意図を考えてターゲットキーワードを決め、そのキーワードで評価されているサイトの傾向を把握し、ユーザーニーズが高い重要テーマ・トピックからコンテンツ構成案を作るといった数々の工程が必要だ。
しかし、これらの工程にはSEOへの深い知識とスキルが求められ、また膨大な調査分析の作業時間が必要になる。SEOの経験者でも対応しきれない作業があるほど難易度も高い。
さらに、コンテンツマーケティングは継続的にコンテンツを増やし続け、コツコツ改善していくことで成果が出る長期的な施策のため、すぐに成果が見えないことも多い。運用リソースが割けなくなって「なかなか続けられない」という企業も多いだろう。
三井氏のミッションは、「半年間でコンテンツ構成案の作成からライターへの発注、コンテンツのリリースまでのフローを自力で行えるようになる」ことだった。SEOやコンテンツマーケティングの業務は初めてだったという三井氏。不安はなかったのだろうか。
「やはり半年という限られた時間の中で、成果を出せるのだろうかと不安でした。そこでFaber Companyのミエルカを導入し、キーワードの調査分析や選定などのSEOに関わる作業を自動化したのです。
スキルが必要な工程をツールで補うことで、構成案を作るという実務に集中することができました。構成案制作などは井上さんたちにコンサルティングいただきながら、実践を通してコンテンツの作り方を学ぶことができました」(三井氏)
検索キーワードからユーザーの検索意図を読み取る
ミエルカの特徴について、井上氏は次のように話す。
「検索ユーザーに最適化したコンテンツを提供するには、もちろんユーザーの意図を把握し、合致したコンテンツをサイト内に展開するだけでなく、サイト構成まで意識して改善をし続けることが求められます。
さらに、SEOを意識したコンテンツ制作では、検索キーワードからユーザーの検索意図を把握することが重要です。ミエルカは、人工知能も用いてサジェストキーワードや評価されるコンテンツを分析し、ユーザーの検索意図を読み解くヒントを提供するツールになっています」(井上氏)
「検索キーワードから検索意図が見える」とは、どのようなことか。
井上氏によると、ミエルカを用いて検索キーワードを分析していくと「違うワードだが、知りたいことは同じ」「同じようなワードだが、知りたいことは違う」などのグルーピングができる。複雑に絡み合ったそれらを紐解いていくと、ユーザーの検索意図が見えてくるのだという。
「ユーザーがこのキーワードで検索しているときに、何を求めているのかを想像することが大事です。たとえば主軸となるキーワードと一緒に、『画像』や『イメージ』というワードが出てくることがあります。ここから、ユーザーはテーマに関する情報をテキストではなく、分かりやすい「画像」で知りたいのではないか?という仮説が生まれます。キーワードを文字列としてではなく、その背景を知るヒントと考えることができるのです」(井上氏)