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IT部門・マーケ部門がうまく協力するカギは「プロトタイピング」 富士通が語る、その理由とは

AIも活用できるプロトタイピングの可能性

 「K5 Playground」のプロトタイピング活用は、マーケターとエンジニアのコミュニケーション不足の解消やスピーディーなWebアプリ作成に役立つだけではない。

 富士通が独自開発したAIサービス「Zinraiプラットフォームサービス」(以下、Zinrai)をAPIとして活用できるのも大きなメリットの1つだ。

 「Zinraiは文章・音声・画像などを分析する『基本API/目的別API』と、人気のディープラーニングを柔軟に行える『Zinraiディープラーニング』から構成されています。Zinraiによって、エンドユーザーのきめ細かな感情の変化や話題の移り変わりなども分析できるようになります」(藤田氏)

 K5 PlaygroundとZinraiを組み合わせれば、SNSやLINE、システムの文章や画像の分析ができるため、簡単なソーシャルリスニングなどが可能になる。AIを活用したWebサイトなど様々なアプリケーションを新たにプロトタイピングしていくこともできるだろう。

AI活用、API拡充を進め、すべてのアイデアを実現

 富士通が提供を進める「K5 Playground」。最後に同プラットフォームとプロトタイピングに対する展望を藤田氏に聞いた。

 「今後もUXをより良くしていくとともに、画面やK5 Playgroundとつながるサービスを増やしていきたいと思います。プロトタイピングを通じて、マーケターとエンジニアが楽しみながらアイデアを具現化してもらえるようになってほしいですし、そのプラットフォームとしてK5 Playgroundが介在できると嬉しいです」(藤田氏)

 アプリケーションで使える画面やつながるサービスは今後も増え続けていく。その進化が続く限り応用範囲も無限に広がっていく可能性を秘めている。マーケターとエンジニアが同じ目線でディスカッションしながら、アプリケーションの作成を可能にする「K5 Playground」とプロトタイピングの活用は、今後マーケティング部門とIT部門の距離を縮める大役を担うかもしれない。

K5 Playgroundで、あなたのアイデアをすぐアプリケーションに

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この記事の著者

浦野 孝嗣(ウラノ コウジ)

 2002年からフリーランス。得意分野は経済全般のほかIT、金融、企業の経営戦略、CSRなど。

※プロフィールは、執筆時点、または直近の記事の寄稿時点での内容です

【AD】本記事の内容は記事掲載開始時点のものです 企画・制作 株式会社翔泳社

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MarkeZine(マーケジン)
2018/06/01 11:00 https://markezine.jp/article/detail/28318

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