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「#プレ花嫁」って知ってる?インスタで盛り上がるブライダル業界、マーケティングの現状を追う

 #プレ花嫁、#卒花嫁、#2018年秋婚……。これらは、自身の結婚式の準備を進めている女性たちがInstagramで利用しているハッシュタグの一部だ。ブライダル業界では、Instagramの活用が非常に盛り上がりを見せている。結婚準備クチコミ情報サイト「ウエディングパーク」を提供するウエディングパークに、Instagramを中心としたブライダル業界の最新デジタルマーケティング事情を聞いた。

Instagramのトレンド、「#プレ花嫁」とは?

株式会社ウエディングパーク 営業本部 次世代広告コミュニケーション局 局長 越貴裕氏
株式会社ウエディングパーク 営業本部 次世代広告コミュニケーション局 局長 越貴裕氏

 「ブライダルとInstagramは、非常に相性が良いんです」と語るのは、結婚準備クチコミ情報サイト『ウエディングパーク』を運営する株式会社ウエディングパークの越貴裕氏である。

 確かにブライダルには、ウエディングドレスやブーケ、おしゃれな結婚式場など、写真に映えるアイテムやシーンが数多く登場する。ブライダルは、最高にフォトジェニックな空間であるというわけだ。

 ところで、Instagramを起点に流行しているワード、「#プレ花嫁」をご存知だろうか。プレ花嫁とは、結婚式場やウエディングドレスを探すなど、自身の結婚式の準備を進めている女性のこと。

 越氏によると、結婚式の準備用アカウントを作り、挙式までの過程を「#プレ花嫁」というハッシュタグを付けて投稿していくのが現在のトレンドだという#プレ花嫁の投稿回数は、2016年5月から5倍以上に伸びており、投稿件数は350万件を突破(ウエディングパーク調べ)。またプレ花嫁たちの投稿には、式場名もタグ付けされているケースが見られ、「この式場では、こんな雰囲気のパーティーができるのか」と、リアルかつ具体的な式場探しの材料になっている。

 「Instagramでの新しいトレンドが、“花嫁交流”です。たとえば、2018年の秋に挙式するプレ花嫁たちは、『#2018秋婚』などのハッシュタグで繋がり、コミュニケーションを取っています。挙式を終えた女性のことは『卒花嫁』というのですが、卒花嫁の方たちから結婚式で使用したアイテムをプレ花嫁へ譲る、『幸せバトン』などの文化も生まれているほどです」(越氏)

 ウエディングパークのクチコミ情報分析でも、インスタ/フォトジェニックなどのワードが目立つ。特にウエディングパークで公開されているクチコミ内に登場する「インスタ」のワード数は、2016年からこの2年間で27倍に増加しているという。

普及するInstagramマーケの裏にある課題

 このように、ブライダル情報の収集に欠かせない存在であるInstagram。これに合わせ、各式場もフォトジェニックな場所を用意するといった会場設営から、公式のInstagramアカウントを運用した情報提供を積極的に行っている。

 だが、ブライダル業界では顧客対応のプランナーが多くを占めており、SNS運用を含めたマーケティング専門の人のリソースが少ないという課題がある。そこでウエディングパークは、2014年に自社メディアと外部アドネットワークの広告運用を手掛けるアドテク専門部署「WedTech推進室」を設立。2017年には体制強化により「アドテク本部」へと組織を拡大し、ウエディングパークへの広告掲載をはじめとするネット広告の運用支援を通して、ブライダル企業のデジタルマーケティングをサポートしている。

 そして、2017年に立ち上げた「Wedding Park Movie Studio」では、クリエイティブ課題や急成長する動画市場にも対応。専用スタジオを構え、企画から撮影・編集といったデジタル動画の活用を一貫してサポートする環境を整えた。その他、CMSツール「Webつく」などもそろえ、高い付加価値を提供している。

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マチコマキ(マチコマキ)

広告営業&WEBディレクター出身のビジネスライター。専門は、BtoBプロダクトの導入事例や、広告、デジタルマーケティング。オウンドメディア編集長業務、コンテンツマーケティング支援やUXライティングなど、文章にまつわる仕事に幅広く関わる。ポートフォリオはこちらをご参考ください。

※プロフィールは、執筆時点、または直近の記事の寄稿時点での内容です

MarkeZine編集部(マーケジンヘンシュウブ)

デジタルを中心とした広告/マーケティングの最新動向を発信する専門メディアの編集部です。

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MarkeZine(マーケジン)
2018/08/28 09:00 https://markezine.jp/article/detail/29016

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