デジタル・アドバタイジング・コンソーシアム(以下、DAC)は8月8日、LINEが提供する「LINEポイントコネクト」の取り扱いを開始した。
DACはこれまで、「LINE ビジネスコネクト」対応ソリューション「DialogOne」を通して、LINEポイントを活用した企業のマーケティング活動を支援してきた。しかし、LINEポイントを活用した従来のマーケティング施策では、キャンペーンで必要なポイントを企業が事前に購入し、設定したポイント数をユーザーに付与する必要があるなど、柔軟なキャンペーンの実施が困難だった。
今回提供が開始された「LINEポイントコネクト」では、APIを通じて、任意のLINEポイントをユーザーに付与する。そのため企業は、事前にポイントを購入する必要がなくなり、キャンペーンごとに適した付与ポイント数を設定できるようになった。これにより、キャンペーンの効果検証に基づくPDCAサイクルの実施が可能に。
また、同サービスは、各企業が持つPOSレジや決済システム、CRMツールとの連携にも対応。実店舗での売上金額に応じたLINEポイントを発行し、ユーザーによるポイント消費を促進する。これによって、LINEポイントを自社のポイントサービスと同様の形でユーザーに提供でき、継続的なキャンペーンの実施が容易になった。
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