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気になる広告クリエイティブをPick Up!

エンゲージメント率5倍!SNS漫画家が作る広告コンテンツがユーザーに響くワケ

全体平均の5倍!漫画広告の驚きのエンゲージメント率

――実際に結果が出ているケースはあるのでしょうか?

中川:たとえば、こちらは大東建託さんの「DKSELECT」PR案件で、実際に制作したコンテンツです。

中川:DKSELECTは「住まい・暮らしの常識を変える」をコンセプトとした、大東建託さんの賃貸住宅総合ブランドです。

 漫画家に「自由な賃貸をテーマに描いてください」という指示を出したところ、自分が実際に住みたい賃貸を描いて投稿してくれました。この投稿は、1万リツイート・1万6000いいねを獲得。また「住みたい!」「◯◯も近くに欲しい!」という好意的なコメントが多く寄せられました。

 このようにSNS漫画家による漫画広告は、エンゲージメント率が非常に高いことが特徴です。現在、一般的はインフルエンサーマーケティングのエンゲージメント率は、平均で2~3%、10%いけば成功と言われています。そんななか、当社の漫画広告のエンゲージメント率は、平均で16%、良いものは30%を超えることもあります。

漫画はシェアされやすい

――一般的なインフルエンサーマーケティングの平均値を、かなり上回っていますね。

中川:ある案件で、読者モデルやアイドル、インフルエンサーといった方々と、当社のSNS漫画家をそれぞれ起用し、同時にプロモーションを行ったことがあります。その結果、SNS漫画家は、フォロワー数が劣る場合でも、特にリツイート数(=拡散)が圧倒的な結果となりました。

――なぜこのような違いが表れるのでしょうか?

中川:著名人のフォロワーは、その「人」が個人的に好きでフォローしているわけですから、投稿にいいねは押すかもしれません。でも、リツイートという行為は、人に勧めるということなので、動機となるのは「コンテンツ」であることがほとんどです。事実、漫画に対しては、投稿者についてよりも「わかりやすくて理解できた」や「この漫画を見て買った」等の漫画に対するコメントが多く寄せられます。

 インフルエンサーを活用する企業は増えていますが、いざやってみると、「人」への反応が多く、商品に対する反応が思ったより少ないため、「この施策、本当に意味があるのだろうか?」と悩まれる方は少なくありません。そこで選択肢として、「漫画」はこれまでまったくなかったアプローチでもないし、でも新しい挑戦も含んでいるということで、選んでいただけることが増えてきました。

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漫画ならではの広告プロモーションを実現

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この記事の著者

福島 芽生(編集部)(フクシマ メイ)

MarkeZine副編集長。1993年生まれ、島根県出身。早稲田大学文学部を卒業後、書籍編集を経て翔泳社・MarkeZine編集部へ。

※プロフィールは、執筆時点、または直近の記事の寄稿時点での内容です

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MarkeZine(マーケジン)
2018/10/24 09:00 https://markezine.jp/article/detail/29370

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