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気になる広告クリエイティブをPick Up!

エンゲージメント率5倍!SNS漫画家が作る広告コンテンツがユーザーに響くワケ

漫画ならではの広告プロモーションを実現

――では、漫画を使った企業プロモーションの例を教えてください。

中川:Twitterでは先ほどのような投稿のほか、企業の「Twitterプレゼントキャンペーン」として、SNS漫画家がPRを行い、描いたアイコンをプレゼントにするというものもあります。アイコンに企業のロゴを入れれば、その後もプロモーションになりますし、なにより「プレゼントキャンペーンがデジタル上で完結できる」ということで人気があります。

――自分の好きな漫画家にアイコンを描いてもらえるのは、ユーザーにとってもかなり嬉しいことですよね。ニーズが多そうです。

中川:最近だと、アニメーション案件が人気です。たとえばこちらは楽天のフリマアプリ「ラクマ」をアニメーションにしたものです。漫画家のTwitterアカウントとあわせて、ラクマのYouTube 公式チャンネルでも公開しています。本案件はプロの声優を起用したので、SNS漫画家のフォロワーに加え、声優ファンからの反響も大きかったですね。

――漫画家のファンとあわせて、声優のファンにも見てもらえるのは大きなポイントですね。

中川:このほか、「インタラクティブ漫画」にも挑戦しています。こちらは資生堂さんとご一緒した案件で、ユーザーが選んだマスカラによってストーリーが変わる仕掛けになっています。SNS上では、「実際にやってみた」とリツイートしてくださる方が多かったですね。

『マスカラ塗ると変化する恋愛漫画』
『マスカラ塗ると変化する恋愛漫画』(INTEGRATE|資生堂)

本当にユーザーに響くコンテンツを

――では最後に、今後の展望をお聞かせください。

中川: SNS漫画家を活用した企業プロモーションは、まだまだ沢山の可能性があると思っています。最近ではSNSプロモーションの枠を飛び超え、パッケージ制作などにも挑戦しています。たとえば、こちらはユニリーバ・ジャパンさんとご一緒した、男性用化粧品ブランド「AXE(アックス)フレグランスボディスプレー」限定パッケージ。漫画家のファンだけでなく、店頭で商品を見た方も「おもしろい!」「思わず手に取りました」と、好意的に反応してくださいました。

中川:SNS漫画家と仕事をしていて感じるのは、彼らが生み出すコンテンツは本当におもしろいということ。そして、ユーザーに刺さるということです。でも、残念ながら世に出ず眠っているSNS漫画家・コンテンツはまだまだ多い。これらをビジネスに応用していくのが、当社の役割だと思っています。彼らと一緒に、これまでなかったもっとおもしろい、価値あるソリューションを企業に提供していきたいです。

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この記事の著者

福島 芽生(編集部)(フクシマ メイ)

MarkeZine副編集長。1993年生まれ、島根県出身。早稲田大学文学部を卒業後、書籍編集を経て翔泳社・MarkeZine編集部へ。

※プロフィールは、執筆時点、または直近の記事の寄稿時点での内容です

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MarkeZine(マーケジン)
2018/10/24 09:00 https://markezine.jp/article/detail/29370

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