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なんでも「流れる時代」に「止める力」のあるコンテンツとは?明石ガクト×菅原健一が解き明かす広告2.0

なんでも「流れる時代」は「止める力」が重要

 3つ目のテーマは「なんでも『流れる時代』は『止める力』が重要」だ。移り変わりの早い現代では、多くのコンテンツは流れ去るかのように消化されていく。一方で、そうではなく目に留まり、心に残るものもある。スマホで指が止まって(Thumb Stop)見てしまう、もしくは街を歩いていて足が止まって(Foot Stop)しまうコンテンツだ。

 この差を意識してストーリーを作れなければ、たとえ1億円かけたとしてもまさしく「人の親指すら止められない」コンテンツになってしまうだろうと明石氏は警鐘を鳴らす。

 「自分の意思でコンテンツを見始めるということ、これがすごく重要なことです。人間の意志が変わるのは、自分の意思で選んだときだと考えています。見ようかなと思うから情報を受け入れる体制になる。実際、ONE MEDIAではフィードの中でスクロールするタイプ、もしくはフリックするタイプでしか動画を配信していません。消費者の気持ちを変えることこそが重要なので、僕らはそういうポリシーで動画を作ってきたし、『サムストップ』させることに成功してきました」

 ONE MEDIAではこのサムストップでの成功体験を応用し、山手線のデジタルサイネージをスタートした。顧客が自分の意思で情報を選択する機会を、クリエイティブの力で演出できれば、人の気持ちの中へ入っていくことも可能になるそうだ。

 「広告2.0で何が変わっていくかというと、「Ads by」から「Presented by」に変わっていくんじゃないかと思います」(明石氏)

 明石氏は、「広告はプレゼントであるべきで、広告主からユーザーへの贈り物にしないともはや受け入れられない時代です」との言葉でセッションを締めくくった。

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この記事の著者

大木 一真(オオキ カズマ)

モジカク株式会社 代表取締役。株式会社サイバーエージェントに新卒で入社し、Webメディア「新R25」の立ち上げにディレクター兼編集職として参画。Webマーケティングを手掛ける株式会社AViC(2022年7月に東証グロース市場へ上場)の創業期に参画し、執行役員を務める。2019年1月にBtoBサービスやSaaSの導入事例の制...

※プロフィールは、執筆時点、または直近の記事の寄稿時点での内容です

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2018/10/25 08:00 https://markezine.jp/article/detail/29374

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