若年層を中心に、ライブコマースが盛り上がりを見せている。ライブコマースとは、タレントやインフルエンサーがライブ動画を配信し、視聴者はリアルタイムに質問やコメントをしながら商品を購入できるという新しいECのカタチだ。スマホ時代の新しい購買体験を提供するライブコマースは、どんな可能性を秘めているのだろうか。
※本記事は、2018年10月25日刊行の定期誌『MarkeZine』34号に掲載したものです。目次はこちら!
●ライブコマースは「実店舗での接客」に近い
株式会社伊藤久右衛門 松井 涼氏
●企業と個人、ライブコマースの3つの魅力
株式会社メルカリ 石川 佑氏
●ライブコマースを通じたブランドの認知拡大に期待
RIZAPグループ株式会社 田中 環奈氏
ライブコマースは「実店舗での接客」に近い
最初にライブ配信の存在を聞いた時は、「本当に売れるのか」と疑問に思いました。簡単な台本も準備して、テレビショッピングのようなプレゼンテーション形式で始めてみたのですが、実際に配信してみると意外な反応がありました。
視聴者の方からコメントへの返信を求めるコメントが多く見られたのです。そこで届いたコメントを読み上げて、回答していく対話形式に切り替えたところ、格段にお客様のコメントが盛り上がりました。
ライブコマースに必要なのは一方的なプレゼンテーションよりも会話のキャッチボールだと感じています。「原材料は何ですか?」や「もっとよく見せて」など商品に関するコメントから、「手を振ってください」といっライブコマースは「実店舗での接客」に近いたものまで寄せられます。ライブコマースでのやり取りは、実店舗での接客に近いかもしれません。
今後については、ライブコマースをECの売上を伸ばすツールではなく、お客様に喜んでもらえるコンテンツにしたいと思っています。
当店は京都にしか実店舗がないため、遠くにお住まいのお客様にも実店舗に遊びに来たような満足感を味わっていただきたいです。実際にお味見していただくことはかないませんが、実店舗で実施している「接茶」を実演したり、四季折々の宇治の様子を紹介するなど、まずは観て楽しんでいただけるような内容で配信を続けたいです。その結果として、伊藤久右衛門の商品やお茶自体に興味をもっていただけると嬉しいですね。

株式会社伊藤久右衛門 WEB営業部 マーケティング課 松井 涼氏
2015年4月伊藤久右衛門に新卒入社。WEB営業部お客様サポート課でお客様対応を経験し、その後ECの販売部門となるWEB営業部マーケティング課に異動。現在はAmazonの運営を担当しながら、メルカリチャンネルへの取り組みにもチャレンジしている。
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