三陽商会は10月30日、AIを活用した新たな顧客体験の実現および小売り・流通業界におけるテクノロジー活用の推進に向け、ABEJA(アベジャ)と業務提携を結んだ。
ABEJAは、ディープラーニング技術を活用し、多様な業界・シーンにおけるビジネスのイノベーションを促進する企業。PaaS(Platform as a Service)「ABEJA Platform」をもとに、2015年から小売り・流通業界向けの店舗解析サービス「ABEJA Insight for Retail」を提供している。
三陽商会は、バリューチェーン全領域におけるデジタルトランスフォーメーションの推進を経営改革戦略の要としている。2018年2月より、「LOVELESS」「MACKINTOSH PHILOSOPHY」「EPOCA THE SHOP」など主要ブランドの旗艦店19店舗に同サービスの導入を進めてきた。
今回、購買プロセスにおける顧客・購買データの一元化やAIによるデータ活用の推進、小売り・流通業界のデジタルトランスフォーメーション促進といった両社の目的が合致したことで、業務提携が実現。今後は、店頭での接客やマーケティングなどにおいて、複数の観点から仮説検証を行っていく。
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