SHOEISHA iD

※旧SEメンバーシップ会員の方は、同じ登録情報(メールアドレス&パスワード)でログインいただけます

MarkeZine Day(マーケジンデイ)は、マーケティング専門メディア「MarkeZine」が主催するイベントです。 「マーケティングの今を網羅する」をコンセプトに、拡張・複雑化している広告・マーケティング領域の最新情報を効率的にキャッチできる場所として企画・運営しています。

直近開催のイベントはこちら!

MarkeZine Day 2025 Retail

気になるサービスを5分で理解!ネット&モバイルビジネスウォッチ

米国アマゾンが物販向けのリスティング広告に参入

日本版アマゾン

 翻って、日本版のアマゾンサービスを見てみると、下図のような形でアマゾンに参加している他店舗の価格が比較できるようになっており(下図参照)、日本版のアマゾンでは、このproduct Adsサービスがローンチされるかは不明だ。

日本版アマゾンの商品ページの購入ボタン下情報

 というか、日本では価格コムで商品の価格比較ができる時点で、米国アマゾンがローンチしたサービスは日本には馴染まない気がしてならないが、米国からすれば、amazon.comに価格コム的サービスを導入した…と見た方が早いのかも知れない。

 しかしながら、この米国アマゾンでのproduct Adsサービスのローンチは、アマゾンが物販だけ(による手数料の徴収)を収益源としていたものから、別の収益源となる柱を模索している…ということは、誰もが読み取れるのではないかと思う。果たして、物販系の広告においてGoogle・Yahoo!のリスティング広告をamazon.comが出し抜くことができるのか目が離せないのは確かである。

 ちなみに、補足ではあるが…日本版のアマゾンでは米国amazon.comがCPC形式で入札形式の広告出稿を募集し始めた枠(prpduct Adsサービス)の部分には、現状GoogleもしくはOvertureの広告が掲載されている(Googleの広告を掲載した場合には、スポンサー名が入るのを考えると、現状スポンサー名が入っていないので、Overtureの広告が入っているのではないかと予想する)。

 レップ(広告の卸元であるGoogleとOvertureをレップと呼ぶには語弊があるかもしれないが…)を通さずに、直接広告の入稿をゲットできれば、収益率は倍以上になることは確かだが、果たして上手く行くのかどうか…当該サービスについては、皆さんにも是非注目していただきたいと思う。

この記事は参考になりましたか?

  • Facebook
  • X
  • Pocket
  • note
気になるサービスを5分で理解!ネット&モバイルビジネスウォッチ連載記事一覧

もっと読む

この記事の著者

池永 尚史(イケナガ ヒサシ)

 

1979年生まれ。CGMブログ・メディアを展開するベンチャー企業、インターネットサービス系企業を経て独立。2010年3月より株式会社ノイズ代表取締役。

 

■ 著書
・ 稼ぐアフィリエイターはブログが違う!(技術評論社刊)
・  ドロップシッピングス...

※プロフィールは、執筆時点、または直近の記事の寄稿時点での内容です

この記事は参考になりましたか?

この記事をシェア

MarkeZine(マーケジン)
2008/03/29 12:00 https://markezine.jp/article/detail/2960

Special Contents

PR

Job Board

PR

おすすめ

イベント

新規会員登録無料のご案内

  • ・全ての過去記事が閲覧できます
  • ・会員限定メルマガを受信できます

メールバックナンバー

アクセスランキング

アクセスランキング