JTBとAgoda(アゴダ)は11月8日、国内宿泊オンラインビジネス拡大に向けた業務提携を結んだ。
今回の協業の目的は、AgodaのデジタルテクノロジーとJTBの仕入れ・ネットワーク力を掛け合わせた、日本人や訪日外国人に向けた宿泊商品の流通の強化だ。これに加えて、オンライン販売拡大および国内宿泊仕入れの強化も目指す。
また両社は、AgodaのデジタルマーケティングとJTBが培ってきたネットワークや旅行販売ノウハウを融合させ、日本の観光資源を加速度的に流通・発信できるサイトを構築。同サイトは、ビッグデータを活用することで、顧客にとっての「使いやすさ」と「旅行体験」に寄与する。
さらに、「ラボ機能」を立ち上げることで、国内外における顧客のニーズを分析。最適なプランが提供できる仕組みを検討していく。
その他にも、JTBのWebサイト「るるぶトラベル」「JAPANiCAN(ジャパニカン)」のリニューアルによる販売の拡大や、両社のサイトで販売する宿泊施設の仕入れ営業の連携、日本人および訪日外国人の日本国内における人流の加速などを図っていく。
JTBのWebサイトにおける新サービス開始は、2019年12月頃を予定している。
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