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MarkeZine Day(マーケジンデイ)は、マーケティング専門メディア「MarkeZine」が主催するイベントです。 「マーケティングの今を網羅する」をコンセプトに、拡張・複雑化している広告・マーケティング領域の最新情報を効率的にキャッチできる場所として企画・運営しています。

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MarkeZine Day 2025 Retail

私のキャリア

過去は振り返らず、未来をデザインしていきたい

クライアントファーストな姿勢がビジネスを成長させる

――現在の職務について教えてください。

 Facebookの広告は、お客様や代理店が直接運用を行うセルフサーブ型です。広告担当のチームは、お客様とコンタクトをとる営業が業種別に分かれており、私が所属するクライアントソリューションズマネージャーのチームは、お客様のデジタルマーケティングのコンサルティングを行っています。

 具体的には、ソリューション型のサポートを行います。たとえば、Instagramスプリントというワークショップでは、お客様がお持ちの広告素材などを用いて、モバイルに最適化されたクリエイティブ作成のノウハウを学ぶことができます。私が担当する消費財や小売業のお客様は、マス広告を軸としたマーケティングがメインです。しかし、テレビCMと同じクリエイティブをそのままデジタルへ流用しても、最適なパフォーマンスは出にくいものです。そのようなときに、ワークショップをご案内しています。また、ブランド広告だけでなくダイレクトレスポンス系の広告にも対応しています。CVRやCPIなどのデジタル指標を追い、パフォーマンスの最大化につながる設定を分析するチームがありますので、お客様の目的に合わせて社内連携を取っています。他にも、Facebook独自のブランドリフト調査を行うことがあります。この調査では、A/Bテストから、クリエイティブごとの広告効果、認知やサービス理解度を知ることができます。

 また、お客様がKPIの設定に課題をお持ちのときは、一緒に最適な評価指標を考えることもあります。デジタルマーケティングの指標は、コンバージョンがわかるラストクリックに注目することが多く、ファネル全体で見たときに、マーケティング予算が獲得側に偏りがちであったり、ブランド広告でも動画の再生回数やクリック率などデジタルの指標のみで効果が測られることがあります。しかし利用者は、様々なメディアを見た上でアクションをしている。そこでクロスプラットフォーム調査を行い、最も売り上げを生む予算設計やメディアプランニングを導き出しています。Facebookは、お客様ファーストな会社です。お客様の目標を達成し、ご満足いただけることがチームの売り上げにもつながると考えています。

――Instagramのプロジェクトメンバーでもあるとうかがいました。

 Facebookにとって、Instagramは大きな存在です。さらに日本は、グローバルからInstagram活用のリーディングカントリーとして見られています。Instagram広告がどのように日本企業のビジネス拡大、ブランド価値の増幅に貢献していけるのかを広告主・マーケター向けに紹介する「InstagramDay」というイベントを行っていまして、昨年は1日で800人以上の方にお越しいただきました。

「InstagramDay」でのプレゼンテーションの様子(写真提供:フェイスブックジャパン)
「InstagramDay」でのプレゼンテーションの様子(写真提供:フェイスブックジャパン)

 私はInstagramのプロジェクトチームメンバーとして、資料の作成やプレゼンターを担当しました。イベントをきっかけにご相談をいただいたり、プレゼンターたちが作った資料が営業活動で活躍したりと、ひとつの大切なマイルストーンになったと思っています。Instagramは、プライベートでも欠かせません。特に大好きな海外旅行へ行く前は、Instagramでしかわからない今の流行を検索しますね。また化粧品を買うときも、リアルなユーザー投稿から使い心地や色味を調べています。大好きなプロダクトであり、仕事でもあるという関係性が楽しいです。

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仕事の価値観を変えたFacebookのカルチャー

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この記事の著者

マチコマキ(マチコマキ)

広告営業&WEBディレクター出身のビジネスライター。専門は、BtoBプロダクトの導入事例や、広告、デジタルマーケティング。オウンドメディア編集長業務、コンテンツマーケティング支援やUXライティングなど、文章にまつわる仕事に幅広く関わる。ポートフォリオはこちらをご参考ください。

※プロフィールは、執筆時点、または直近の記事の寄稿時点での内容です

市川 明徳(編集部)(イチカワ アキノリ)

MarkeZine編集部 副編集長
大学卒業後、編集プロダクションに入社。漫画を活用した広告・書籍のクリエイティブ統括、シナリオライティングにあたり、漫画技術書のベスト&ロングセラーを多数手がける。2015年、翔泳社に入社。MarkeZine編集部に所属。漫画記事や独自取材記事など幅広いアウトプットを行っている。
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※プロフィールは、執筆時点、または直近の記事の寄稿時点での内容です

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MarkeZine(マーケジン)
2018/11/26 14:15 https://markezine.jp/article/detail/29713

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