事業目標への貢献度合いを可視化していきたい
――特に転職やキャリアに関する情報は、読者の人生に大きく影響することもあるかと思います。
石井:ええ。そういった意味で、読者に安心感を提供することには、運営する上でも気を配っています。働く人にとって、転職は非日常のこと。転職の情報は経験して初めて知ることが多いですし、自分の体験をオープンに共有することも多くありません。
つまり、どの情報を信じていいのかがわからない、ブラックボックスなんです。「面接 落ちた理由」などと検索してしまいますが、Webには専門性や権威性、信頼性に疑問を感じる記事が多いのが現状ですからね。誰が発信している情報かが、改めて重要視されるようになってきていると思います。
――本当かどうかわからないので、余計に不安を感じてしまいますよね。
石井:そうなんです。また「面接で年収交渉はNG」「最後は質問でなく、自己アピールをしましょう」などの噂も、転職希望者であれば一度は見聞きしたことがあるのではないでしょうか。しかし、希望する年収は伝えるほうが良いケースもありますし、質問もしてはいけないわけではないでしょう。本音でない面接は、転職者も企業側も時間の無駄ですし、入社しても本当に幸せかどうかわかりません。
――最後に、これからの展望をお聞かせください。
石井:『リクナビNEXTジャーナル』は、4年近く運営してきたメディアです。PVやUUを定量的に伸ばし続けるだけでなく、事業やサービスが掲げている目標にどう貢献しているかを可視化していきたいです。認知拡大や集客など目的が同じ他の施策と比較しながら、投資配分を考えられるようにしたいですね。
皆さんの働く毎日を応援すべく、引き続き『リクナビNEXTジャーナル』を多くの読者に届けていきたいです。