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MarkeZine✕立教大学産学連携企画!学生の疑問をマーケティング視点で解く

ファミリー層からF1層へと顧客を拡大 サンリオピューロランドのプロモーション戦略に迫る


今後もファミリー層とF1層の増加を目指す

――最後にサンリオピューロランドのこれからについてお伺いします。今後、新たなターゲット層の開拓というのは考えていますか?

 現状は先ほどのファミリー層とF1層の来場者増加に注力したいと思っています。ただ、男性の方にも来てもらいやすい環境を作りたいとも考えております。

 現在カップル向けのWebクーポンを提供したり、Webサイト上でカップルにおすすめの館内の回り方をコンテンツとして載せたりしています。また、若い男性の中でもサンリオのキャラクターが好きという方も少しずつ増えているので、今後男性にフォーカスした施策を行う可能性もあるかもしれません。

――SNSでサンリオピューロランドに関する投稿などを私たちが見かけるのも、お客様が思わずSNSで投稿したくなるような工夫を企業側からも仕掛けているからだということがわかりました。ありがとうございました。

執筆後記:学生視点で感じた、サンリオピューロランドの魅力

 最後に執筆後記として、取材後黒河さんにサンリオピューロランド内を案内していただいた時に気づいた、同テーマパークの工夫をご紹介します。

 サンリオピューロランドでは、インタビューでもありましたが、2013年に大幅なリニューアルを行いました。その際にできたサンリオタウンからは、大人も子供も受け入れられる工夫を感じました。

 たとえば、キャラクターフードコートでは、ハローキティやポムポムプリンなどサンリオの代表的なキャラクターのカレーなどが販売されており、どれもビジュアルがSNS映えするものになっています。その他にも顔をはめてキャラクターと一緒に写真を撮れるスポットやSNSに上げたくなるオブジェなど、佐々木ゼミの女性陣もつい写真を撮影してしまうくらい素敵な場所がたくさんありました。

 また、私たちが驚いたのはトイレのデザイン。サンリオピューロランドでは宇宙船をモチーフにするなど、各トイレがパークの雰囲気に合わせた作りになっていました。このような細部のこだわりがサンリオピューロランドの雰囲気を作っているのです。

 この他にも、ファミリー層とF1層のニーズを捉え、思わず来場したくなるサンリオピューロランドの工夫、ぜひ現場で感じてみてはいかがでしょうか。

企画・インタビュー・執筆を担当した佐々木ゼミ4班の取材チーム

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この記事の著者

立教大学佐々木ゼミ取材班(リッキョウダイガクササキゼミシュザイハン)

立教大学 経営学部 佐々木宏教授のゼミ生で構成した取材チームです。

※プロフィールは、執筆時点、または直近の記事の寄稿時点での内容です

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MarkeZine(マーケジン)
2019/01/29 20:50 https://markezine.jp/article/detail/30082

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