日本でTikTokを運営するBytedanceは、2018年の振り返りと、2019年の事業計画を発表した。
2018年第四半期時点で、TikTokに投稿されているコンテンツのカテゴリは、1位から5位まで多い順に、Vlog(※)、絵画や陶器、ショートコント、ペットや動物、グルメ。急成長しているトップ10のカテゴリーには、ファッション、スポーツ、歌唱、料理、仕事術やDIY、メイク、旅行、チュートリアル、楽器パフォーマンス、そしてフィットネスが挙げられる。
(※)映像コンテンツを用いたブログのこと。
同社は、各地域の文化やトレンドに関連したコンテンツを作成するため、ローカライズ戦略とオペレーションチームをもっており、2018年には日本で280以上のハッシュタグチャレンジを実施。「こっちを見て」「全力顔」「投げキッス運動」「言いなり選手権」といった、TikTokのクリエイターによるオリジナルのサウンドトラックや音楽のプロモーションも行った。
また、オンラインコンテスト「TikTokerバトル」、「TikTokオーディション」を開催。約10万人のユーザーがチャレンジに参加し、その結果、167,500本の動画が作成された。
そして、2019年のクリエイター育成プログラムには、5億円相当のリソースを投入する。具体的には、ファッション、コスメ、グルメ、ゲーム、旅行、二次元など20カテゴリーのクリエイターを1,000人公募し、フォロワー10,000人を達成するまでサポートしていく。
プログラムに参加するクリエイターには、専属のビデオ製作およびテクニカルサポートを提供。さらに、ネットやテレビ、オフラインOOHといった露出機会を用意するほか、人気クリエイターにはチャレンジの事前体験や新機能のテスト、ブランドプロモーションに参加する機会も与える。
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