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予算ゼロで広告効果16億円を実現!「おにぎりアクション」への協賛がブランディングに直結する理由

協賛企業になることが「ブランディング」に直結する

――確かに、写真を見ているとユーザーが楽しんで投稿されている様子がわかります。では、企業はどのような目的で協賛しているのでしょうか? 

大宮:趣旨に共感していただいたのはもちろんなのですが、「おにぎりアクション」の協賛企業になることが「ブランディングに直結する」ということで、マーケティング活動の一環として参加いただくことが増えています。

 なぜブランディングに直結するかというと、参加者にとって、協賛企業は「誰かのために何かをしたいという参加者の気持ちを、実際に叶えてくれる存在」だからです。SNSの投稿コンテンツを見てみると、「協賛企業さんありがとう!」というコメントが数多くあり、また中には協賛企業のエンブレムや商品と一緒に投稿している方もいるんです。

 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 

・ #家族史上最高のおでかけ #OnigiriAction ・ #娘が生まれて20年 #セレナに乗って20年 #免許取りたて娘と #セレナの #同級生ふたりドライブ ・ #おにぎりいただきます ・ ………………………… ・ 家族の一員セレナ。 娘が生まれたときに はじめて買ったミニバンです。 ・ チャイルドシートに 埋もれるように 乗っていた娘が、 今はセレナの 運転席に。 ・ 感慨深いなあ。 (*´ω`*) これからも 家族をよろしくね、セレナ。 ・ ……………………………… ・ 「おにぎりアクション2018」 SNS上に おにぎりの写真と 「いただきます」 #OnigiriAction を添えて投稿すると。 参加者に代わり 協賛企業が寄付をしてくれ。 アフリカ・アジアの 子どもたちに あたたかな給食 5食分〜10食分が プレゼントされます。 (投稿は11月20日まで) ・ 世界中の子どもが、 お腹いっぱい ご飯を 食べられますように。 ・ おにぎりで世界が変わる。 ・ おにぎりで世界を変える。 ・ ……………………………… ・ #おにぎり #おべんとう #弁当 #料理 #クッキングラム #お弁当 #今日のお弁当 #お弁当記録 #日産セレナ #ごちそうさま #豊かな食卓 #本日のお弁当 #ごちそうさまでした #お弁当生活 #いただきます #お弁当作り #お昼が楽しみになるお弁当 #ランチ #夫弁当

日登美さん(@hitomi.m.ohashi)がシェアした投稿 -

出典:https://www.instagram.com/p/BpwYaWggorF/

大宮:参加者の皆さんの反響を見ていても、ここ数年でますます“社会に本当に良いことをしている企業を応援したい、商品を買いたい”という気持ちが高まっていることを実感しています。「おにぎりアクションの協賛企業を応援したい、期間外は協賛企業の商品を買うことで貢献したい」との発信も多く見られています 。

 近年、インフルエンサーを活用したSNSマーケティングが増えてきました。これは、いかに「広告っぽくない広告を作るか」ということで広まってきた戦略だと思いますが、消費者もこの戦略には慣れてきており、なかなか効果を出すのが難しくなってきた、という課題もよく耳にするようになりました。

 そんななか、おにぎりアクションに協賛いただいた企業からは、「自分たちがこれまで得られなかった反響を得ることができた」という嬉しい言葉をいただいています。

「日本の食」で世界をより良いものへ

――「おにぎりアクションへ協賛している」ということ自体が、ブランディングにつながるのですね。最後に、今後の展望をお聞かせください。

大宮:SNSでの取り組みは「一時的な盛り上がりで終わってしまう」ということも多いため心配していたのですが、この取り組みは2015年の開始以降、年々参加者が増え続けています。また投稿されている写真を見ていると、年齢や性別、また国境を越えて、参加者の層も拡大していることがわかります。

 今後もCMOとして、「日本の食で世界を良くしていく」という、この日本発の取り組みを、日本のみならず、世界中に広めていきたいと思います。

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この記事の著者

福島 芽生(編集部)(フクシマ メイ)

MarkeZine副編集長。1993年生まれ、島根県出身。早稲田大学文学部を卒業後、書籍編集を経て翔泳社・MarkeZine編集部へ。

※プロフィールは、執筆時点、または直近の記事の寄稿時点での内容です

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MarkeZine(マーケジン)
2019/03/06 08:00 https://markezine.jp/article/detail/30331

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