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フリマサービス利用者の消費意識と消費行動

「EC」「オークション」とは異なる「フリマ」の利用目的

 次に、「フリマ」の利用目的を明らかにする。「フリマ」に特徴的な利用目的を見出すため、「フリマ」「EC」「オークション」の利用目的を比較し、各サービス間でどのように使い分けされているのかに焦点を当てることとする。

 図表2-1のとおり、「フリマ」で購入されている商品カテゴリーの内、最も多いのは、「レディースファッション・靴・バッグ」となり、「本・雑誌・コミック」、「化粧品・香水」、「キッズ・ベビー・マタニティ用品」、「メンズファッション」が続く。

図表2-1 フリマ・EC・オークションの利用目的(2018年度)
図表2-1 フリマ・EC・オークションの利用目的(2018年度)

 「フリマ」は、ファッションアイテムの売買が中心であるといえる。「EC」、「オークション」との比較では、「レディースファッション」、「化粧品・香水」等のファッションアイテム、「キッズ・ベビー・マタニティ用品」の購入を目的として挙げる人の比率が高い。

 また図表2-2のとおり、1回あたりの購入金額は、「EC」、「オークション」の傾向とは異なり、1万円未満の少額決済が全体の80%強を占める状況である。よって、「フリマ」を利用する目的は、ファッションアイテムの購入が主であり、比較的少額での取引が主となることで、「EC」、「オークション」との使い分けがなされているといえる。

図表2-2 各サービスの1回あたりの購入金額について(2018年度)
図表2-2 各サービスの1回あたりの購入金額について(2018年度)

※2(図表2-1) i-SSP Media Profilerライフスタイル、オフラインメディア利用、メディア利用意識等をデータベース化。毎年6月に実施、サンプルサイズ約2万。

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「フリマ」利用者の実像を可視化

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この記事の著者

蓮見 孝明(ハスミ タカアキ)

株式会社インテージ Life Log Data事業本部 クロスメディア情報部
2005年、損害保険会社入社後、主に営業企画部門にて7年間従事。2014年、大学院修士課程修了を経て、同年、インテージへ。入社後、INTAGEシングルソースパネル(i-SSP)のパネル管理から商品の品質管理、商品開発を担当している。

※プロフィールは、執筆時点、または直近の記事の寄稿時点での内容です

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MarkeZine(マーケジン)
2019/02/25 14:45 https://markezine.jp/article/detail/30389

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