「EC」「オークション」とは異なる「フリマ」の利用目的
次に、「フリマ」の利用目的を明らかにする。「フリマ」に特徴的な利用目的を見出すため、「フリマ」「EC」「オークション」の利用目的を比較し、各サービス間でどのように使い分けされているのかに焦点を当てることとする。
図表2-1のとおり、「フリマ」で購入されている商品カテゴリーの内、最も多いのは、「レディースファッション・靴・バッグ」となり、「本・雑誌・コミック」、「化粧品・香水」、「キッズ・ベビー・マタニティ用品」、「メンズファッション」が続く。
「フリマ」は、ファッションアイテムの売買が中心であるといえる。「EC」、「オークション」との比較では、「レディースファッション」、「化粧品・香水」等のファッションアイテム、「キッズ・ベビー・マタニティ用品」の購入を目的として挙げる人の比率が高い。
また図表2-2のとおり、1回あたりの購入金額は、「EC」、「オークション」の傾向とは異なり、1万円未満の少額決済が全体の80%強を占める状況である。よって、「フリマ」を利用する目的は、ファッションアイテムの購入が主であり、比較的少額での取引が主となることで、「EC」、「オークション」との使い分けがなされているといえる。
※2(図表2-1) i-SSP Media Profilerライフスタイル、オフラインメディア利用、メディア利用意識等をデータベース化。毎年6月に実施、サンプルサイズ約2万。
