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MarkeZine Day 2025 Retail

最新トレンドから学ぶ、コンテンツマーケティング成功の鍵

Google検索結果最上位に表示されるコンテンツの特徴は?人間と機械、両方から信頼を得る方法

ジャーナリストに学ぶ、信頼されるコンテンツ制作5つのコツ

 人から信頼されるコンテンツを制作するコツは、「1.具体的な数字や数値を入れる」「2.信頼できる情報ソースを基にコンテンツを書く」「3.エキスパートやインフルエンサーによる口コミ・評価を引用する」「4.一次情報を盛り込む」「5.競合サイトと表現方法を変える(独自表現)」の5つです。それぞれを具体的に見ていきましょう。

コツ1:具体的な数字や数値を入れる

 コンテンツにできるだけ数字や数値を入れると信頼性が高まります。「いつ(何年に? 何年間で?)」「どれくらい(何円? 何件? 何人?)」といった内容は、具体的な数字や数値とともに書くのが信頼性を高めるポイントで、“形容詞は、可能な限り数字に置き換える”という考え方が必要です。

<改善例>
当社は【長年】この事業に取り組んでいます →当社は【30年間】、この事業に取り組んでいます
【非常に多くの】お客様にご利用いただいています →【1,000人以上の】お客様にご利用いただいています

コツ2:信頼できる情報ソースを基にコンテンツを書く

 間違った事実を基に情報を発信しては、どれだけ優れた文章でも信頼を失うもの。取材などを通して自分の目・耳で一次情報を収集することが最も確かで、信頼性が不確かなWebサイトの二次情報だけを参考にしたコンテンツ制作は絶対に避けるべきです。

 取材までいかなくても、大学などの教育機関の論文や調査結果、公的機関の調査データなど信頼できる情報ソースを基にコンテンツを書くことが必要で、情報ソースや出所を明記すれば、さらに信頼性の高い内容になります。

コツ3:エキスパートやインフルエンサーによる口コミ・評価を引用する

 コンテンツをすべて書き手だけの視点で制作するのではなく、第三者の口コミや評価などを引用して紹介することも信頼性獲得に有効な手法の1つです。

 たとえば、売上や利用者数推移の数値やグラフを使って人気の製品・サービスであることを伝えることも重要ですが、「なぜ人気なのか?」という背景までは伝わりません。数値やグラフに加えて利用者の口コミや、その分野のエキスパートやインフルエンサーによる評価も引用して紹介することで、コンテンツの真実味や信頼感を醸成できます。

コツ4:一次情報を盛り込む(アンケート結果、自身の体験・感想など)

 誤りのない、正確な情報であることは大前提ですが、それだけでは他社でも作れる内容。読み手が誰かにシェア・お勧めしたくなるほどの信頼獲得には、独自の一次情報が欠かせません。たとえば自らアンケートを実施、その結果をコンテンツに盛り込めば、他者には作成できない独自性の高い内容になります。

 アンケート調査の実施は難しくても、実際に自分自身でサービスや商品を利用した体験や感想も十分な一次情報となります。手間をかけてでも他にはない独自情報を盛り込むことも、読み手からの信頼獲得に効果的な手法です。

コツ5:同じ事実・数値でも、競合サイトと表現方法を変える

 オリジナリティ・独自性を高めるには、コンテンツの表現方法を変えるのも有効です。競合サイトと同じ事実・数値でも、テキストか画像かの表現方法次第で、読み手への伝わりやすさが変わります。より読み手が理解しやすい形での表現の工夫・差別化が重要です。

 他サイトにはない独自性の高いコンテンツであれば、直帰率の減少・ページ滞在時間の長期化などの効果やシェア・拡散なども期待でき、SEO面でも効果を発揮しそうです。

 以上5つのコツをおさえることで、“人間”から信頼してもらえるコンテンツが制作できるはずです。では、もう一方、“機械”からの信頼を得るためにはどうすればいいでしょうか? こちらについても考えていきましょう。

次のページ
SEOで欠かせない視点~“機械”からコンテンツはどう見えているのか?

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この記事の著者

青木 綾(アオキ リョウ)

EXIDEA米国支社「EXIDEA GLOBAL USA INC.」代表。2002年株式会社リクルートに入社、就職情報サイト「リクナビ」や宿泊予約サイト「じゃらんnet」等のサービス開発やプロデューサー業務に従事。2014年に同社を退職後、アメリカ・カリフォルニア州・ロサンゼルスに移住。現地で日本語情報誌を発行する「Lighthouse」のVice Presidentを経て、2018年より現職。

EXIDEA HP:https://exidea.co.jp/
EXIDEA JOURNAL:https://exidea.co.jp/blog/

※プロフィールは、執筆時点、または直近の記事の寄稿時点での内容です

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MarkeZine(マーケジン)
2019/03/12 08:00 https://markezine.jp/article/detail/30540

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