トランスコスモスは、マーケティングに特化したコンサルティング企業であるMarkPlusと業務提携したことを発表した。
MarkPlusの創業者であるヘルマワン・カルタジャヤ氏は、フィリップ・コトラー氏などと並び“50 Gurus Who Have Shaped the Future of Marketing”と評価されており、『コトラーのマーケティング4.0 スマートフォン時代の究極法則』(朝日新聞出版)の共同執筆者でもある人物だ。
今回の業務提携により、トランスコスモスは、同書で提唱されている新たなマーケティング概念である「5A」の測定尺度を日本国内で独占的に使用し、新たなロイヤルティマーケティングサービスを提供していく。
「5A」とは、コトラー氏が提唱する接続性時代のカスタマージャーニーで、A1(認知:AWARE)、A2(訴求:APPEAL)、A3(調査:ASK)、A4(行動:ACT)、A5(推奨:ADOVOCATE)を表す。これは、消費の意思決定が個人単独ではなく、様々な意見に基づいた「共同意思決定」であることが表現されたコンセプトである。
この5Aの考え方に沿った新しい効果測定指標として、同書では、PAR(Purchase Action Ratio:購買行動率)とBAR(Brand Advocacy Ratio:ブランド推奨率)の二つの指標が提唱されている。この指標により、企業がブランド認知をブランド購買にどのくらい「コンバート」できているか、ブランド認知をブランド推奨にどのくらい「コンバート」できているかを評価できる。
トランスコスモスは、デジタルマーケティングなどのアウトソーシングサービスに「5A」尺度を組み合わせた新たなサービスを開発し、ヘルスケア・製薬・医療・インシュアランス・流通・小売りなど、幅広い業界へのサービス提供を目指していく。
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