セールスフォース・ドットコムは、三菱UFJ イノベーション・パートナーズ(以下、MUIP)がSalesforce Sales CloudとSalesforce Einstein Analyticsを採用したことを発表した。
MUIPは、今年1月に三菱UFJフィナンシャル・グループ(以下、MUFG)が、新たに設立した三菱UFJフィナンシャル・グループの投資専門会社。FinTech関連スタートアップ企業の資金調達は、グローバルベースで大型化しており、同時に金融機関や金融機関以外の異業種による戦略投資も、活発になっている。これらの環境変化に対応し、MUFGグループ各社のオープン・イノベーションを強化していくために設立された。
このFinTech 関連スタートアップ企業の投資先管理とパフォーマンス管理に、Sales CloudとEinstein Analyticsが採用された。Sales Cloudで投資先に関連する情報を集約するとともに、Einstein Analyticsにより投資先の投資金額とパフォーマンスを「見える化」。テストから稼働まで約1ヶ月で実現したという。
MUIPは、開発期間が短く運用後もエンドユーザー側で柔軟に仕様変更ができる点とセキュリティの堅牢さを評価してSalesforceを採用したとしている。今後は上記利用に加えて、投資に関連する各種決裁フローのSalesforce上での運用も行っていく予定。