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サイネージ広告の視聴率を来店客の年齢・性別別に計測/CyberBullとイオン九州が実証実験を開始

 CyberBullは、小売店へ提供するデジタルサイネージへの販促動画広告において、「AIカメラ付き次世代型IoTサイネージ」の活用によって商品棚前の消費者の広告視聴率・視聴時間の計測を実現した。これにともない、2019年4月25日から6月末までの期間、イオン九州が運営する福岡県内の2店舗において実証実験を開始する。

 実証実験では、サイネージ端末に搭載されたAIカメラの画像認識技術によって、商品棚前に訪れた来店客の年齢・性別を推測し、「広告視聴人数」「広告視聴率」「広告視聴時間」のデータを取得する。これにより、年代や性別ごとに見られやすい広告の特徴がわかる。サイネージ端末内で画像処理を完結させており、個人を特定できる顔の映った画像データは保存せず削除することで、来店客のプライバシー保護の配慮を行う。

AIカメラ付き次世代型IoTサイネージ設置イメージ

AIカメラ付き次世代型IoTサイネージ設置イメージ

 対象商品は、アサヒ飲料の「ウィルキンソン」とI-neのヘアケア商品「BOTANIST」。各店舗の売り場2ヵ所にそれぞれ2~3台のサイネージ端末を設置し、対象商品の動画広告を配信。これら対象商品についてのPOSデータと、AIカメラが導き出す前述の3項目のデータとを組み合わせることで、来店客あたりの購買単価の変化と、売上向上に効果的な販促動画広告のクリエイティブのパターン検証を行う。

 今回の実証実験を通して、CyberBullは購買直前のブランドスイッチ(同一カテゴリーの別ブランド商品への乗り換え)に効果的な販促動画広告の精度向上を目指す。また、店舗の販促活動のデジタル化を推進することで、小売店舗における販促オペレーション業務の省人化への貢献、さらには消費者へ新しい広告体験の価値創出を目指していく。

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2019/04/25 12:00 https://markezine.jp/article/detail/30947

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