SHOEISHA iD

※旧SEメンバーシップ会員の方は、同じ登録情報(メールアドレス&パスワード)でログインいただけます

おすすめのイベント

おすすめの講座

おすすめのウェビナー

マーケティングは“経営ごと” に。業界キーパーソンへの独自取材、注目テーマやトレンドを解説する特集など、オリジナルの最新マーケティング情報を毎月お届け。

『MarkeZine』(雑誌)

第106号(2024年10月号)
特集「令和時代のシニアマーケティング」

MarkeZineプレミアム for チーム/チーム プラス 加入の方は、誌面がウェブでも読めます

LINEマーケティング活用最前線(AD)

LAPのインプレッション定義を変更 LINEが描くパーソナライズされた運用型広告のビジョン

真摯に広告内容を伝えられた数だけをカウント

MZ:LINE Ads Platformのインプレッション定義が6月1日から変わりました。具体的には何がどう変更になったのでしょうか?

北出:今までは広告のクリエイティブ領域が1ピクセルでも表示されればインプレッションとしてカウントされていました。6月1日からは、広告のクリエイティブ領域が100%表示されて初めて1インプレッションとしてカウントされるという形に変わりました。

 LINE株式会社 マーケティングソリューションカンパニー プロダクトマネジメント本部 広告プロダクト企画室 Product Manager 北出庫介氏
LINE株式会社 マーケティングソリューションカンパニー プロダクトマネジメント本部 広告プロダクト企画室 Product Manager 北出庫介氏

MZ:企業や代理店からそういった変更の要望があったのでしょうか?

池端:いえ、特にこれまでに要望があったわけではありません。

北出:主要なSNSのインフィード広告も1ピクセル表示でカウントされていることが多いので、ある意味それが当たり前でした。ただ、昨今はサードパーティのサービスを使ってビューアビリティを計測すべきという議論もあって。それならば、広告プラットフォームとしてインプレッションを100%でカウントするのが誠実ではないかと考えるようになりました。実際に広告主の皆さんへの還元価値という意味でいうと、きちんと広告が届けられなかったユーザー分のインプレッションが減るので、クリック率や、動画においては視聴完了率なども含めた数値も必ず上がります。その上で、ブランドリフトなどの数値にも良い影響が出ると思っています。

インプレッション定義変更の内容
インプレッション定義変更の内容

池端:広告主や代理店の皆さんに、インプレッション定義をこう変えますと説明をしに伺いましたが、「非常に誠実な対応ですね」「驚きました」というリアクションをいただきました。広告主の方にとっては使いやすくなるし、代理店の方からは胸を張ってご提案しやすくなると評価をいただいています。

MZ:他に今回変更される点はありますか?

北出:動画広告のレポートがより詳細になります。今まではインプレッション、インビュー、視聴完了の3つの項目でレポートを出していました。それが、インプレッション、3秒再生、25%再生、50%再生、75%再生、95%再生、視聴完了の7つの項目でレポートが出るようになります。

メリットを実感してもらい、利用数を伸ばす

MZ:広告主にとっては良い変更となっても、LINEとしてはインプレッション数が減れば収益も減りますよね?

北出:短期的には、一定量は減るでしょう。ダウンリスクも考慮し、かなり議論を重ねてこの結果にいたっています。ただ、広告主の皆さんにとってはメリットが大きいので、誠実に向き合っていれば、今後利用数は上がっていくだろうと考えています。まずは使っていただいて、今回の改善の成果を実感していただければと思います。

MZ:どのような経緯で、このような思い切った変更にいたったのでしょうか?

池端:実は1年くらい前から社内で議論を重ねてきました。もちろんそれまでは、その形が最適解であると考えてインプレッションの定義をしてきたわけですが、時代や環境の変化に合わせてもっと今に相応しい形があるのではないかと。ただ、LINE Ads Platform自体が2016年6月にスタートした歴史の浅いサービスですから、インプレッション定義の変更を判断するためのデータがあまりなかったのです。そのため、本格的に変更について詰めていったのは、昨年末あたりです。そして社内で数値の検証などを行い、実際に広告主の方にメリットがあることがデータでも検証され、やはり変えるべきだろうという結論にいたりました。全国大中小くまなく、企業の皆様に当たり前に使っていただけるプラットフォームになるためには、誠意を持って、そうするべきだと考えました。

北出:LINEの広告サービスを使っていたけれどやめてしまったとか、出稿するか迷っていたけど出さなかったという企業にはこの機会に出稿していただいて、LINE Ads Platformの価値や届くユーザーの数などを体感していただけたらと思っています。

次のページ
オンライン・オフライン関係なく接点を作っていく

この記事は参考になりましたか?

  • Facebook
  • X
  • Pocket
  • note
関連リンク
LINEマーケティング活用最前線連載記事一覧

もっと読む

この記事の著者

平田 順子(ヒラタ ジュンコ)

フリーランスのライター・編集者。大学生時代より雑誌連載をスタートし、音楽誌やカルチャー誌などで執筆。2000年に書籍『ナゴムの話』(太田出版刊)を上梓。音楽誌『FLOOR net』編集部勤務ののちWeb制作を学び、2005年よりWebデザイン・マーケティング誌『Web Designing』の編集を行う。2008年よ...

※プロフィールは、執筆時点、または直近の記事の寄稿時点での内容です

【AD】本記事の内容は記事掲載開始時点のものです 企画・制作 株式会社翔泳社

この記事は参考になりましたか?

この記事をシェア

MarkeZine(マーケジン)
2019/06/03 10:00 https://markezine.jp/article/detail/30953

Special Contents

PR

Job Board

PR

おすすめ

イベント

新規会員登録無料のご案内

  • ・全ての過去記事が閲覧できます
  • ・会員限定メルマガを受信できます

メールバックナンバー

アクセスランキング

アクセスランキング