※本記事は、2019年5月25日刊行の定期誌『MarkeZine』41号に掲載したものです。
進化する“デジタルシニア”
頻繁に買い物に出かけることができないシニア世代にとって、大きな助けとなっているネット通販。ECサイトは若い世代の人たちが利用すると思いがちですが、近年、シニア世代の利用者も着実に増えています。総務省の「家計消費状況調査」によると、2018年時点のネットショッピングの利用率(2人以上の世帯)は39.2%、そのうち65歳以上の高齢者世帯においては21.1%となっています。高齢者世帯では2007年の7.0%と比較すると、11年間で約3倍にまで伸長しました。日頃から家族とLINEで連絡を取り合うなど、スマートフォンをバリバリ使いこなすシニア層も最近では珍しくなく、将来的にはネット市場に大きな影響を与える存在になっていくことが予想されます。
では、シニア層に訴求するためのネットサービス・デジタル広告には何が必要なのでしょうか。今回、最新の日本のインターネット利用状況を改めて追った上で、その中でインターネットを利用する60歳〜69歳をシニア層として、インテージが提供する分析サービス「生活者360° Viewer」のデータを使って、メディア接触状況、生活意識、価値観などを探ってみます。
▶調査レポート
「増えるネット利用 シニア世代が今、求めるモノ」(Intage 知る gallery)